37 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 21:48:00 ID:yZydxhT.0
___
,ィ<´ `ヽ
,.: : : : : >'"´ ̄ ` \
/: : : / \
,.: :/ : :/
/://:/
,.: :‐ァ=-:: :ヽ{i/_
/ : : /: :>=-: : : : : : ̄:フ
,.: : : : : /::/: : : : : :>=-: : :<
i: : : :,: : : / : : /: :/: : : : : : : : ヾミx、
|: : :/:/ j/|: : //:/ : : : :ハ: : : : : :',: ::..
|: :/:/,:/ |: //{/!:/\/∧::∧: : ::',: :、 おぉ、何処の曲者かと思えば貴様であるか!
<¨ ̄三ニ≠=-j /: :{{ i./ |/ j豸于x }/∧ V: : : : :i
\`ー=ニ _\ \: : : :://: :/ハV/ ハ | ヾ // Ⅵ: : :}: :| しっかりくっきり細かいところまで解析はさせてもらったから
\ \: :ヾミ: : : //: :/:/}:::| /:|Ⅳ :f芹ミjハ: :j:..:| いつでも引き取ってもらってもいいであーる。
\ ⌒>: : ://_,/{/: j:::| i/ | ..,:::::{'ノ: : }: }/: :i|
ヽ、<: : : : :/_〃=}:/l:::j lハ.|´ヽ\ ´ 人:i:|:/: : :リ むしろ今すぐ引き取ってください。この子、すごく飯食って吾輩がマッハ
>=- ¨ ∧j:ハ | { \ \> ,ィ小: リ: : : :;
< ∧7x | ヽ `´/}/ }: /: : : :/
\ }/ハ{ \ _/l7777/}: : :.:/
\,.:‐= ー=ミ {//// / >i///// / |: : :/
>=-¬≧ ⌒ミ=-x_ ヾ{///{ { {////// }: :/
/ \ i }_:::::;_:::}/∧ヽ V://__ j::/
-‐==ミx V{{ {::::::{ V//{ }/::::ヽ`ヽ /`ヽ
. / >=-ヽ V j:::_ム、_ノ \{ { {:::::::}\}{ ',`ヽ
/ ,. ‐=' 二ニ=-‐ r {ヽ´ \_ノヽ \\j ヾ }} }
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃奥から研究着の博士が助手の理科と共にやってくると、威勢のいいような
┃困ってるのかよく分からない事を言い出した。なるほど、大食いと言うのを
┃忘れていた。博士の懐からかなり食い散らかしたらしい。
┃
┃辺りに散乱した保存食の包装紙の量に顔を引きつかせながらも一生は
┃博士に礼を言い、とりあえず彼女を引き取り車へと引き帰した。
┗
42 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 21:55:28 ID:yZydxhT.0
∨.::::::::::::::::::::.\:::::::::::::::::.、:::::::.ヽ:::: ∨/////
/.:::::::::::::::::::::::::::::.\::::::::::::::.\::::::ハ::: |/////
/.::/.::::::::::::::::::::::::::::::::::.,::::::::::::::::.∨::::}:::|////
/.::/.:::::::::::::::::::::::::i|::::::::::.':::::::::::::::::::.,:::i|:::|///
/.:: l:::::l:::|:::::::::::::::::::|:::::ト、::/::::::::::::::: Ⅵ: |// やはり、保存食はチョコ味のプロテインバー限るで御座るなぁ
,.:::::::|:::::|:::|:::::::::::::::::::l:::::}イ/ |:::::::::::::::::::} \/
l::::::::|:::::|:::|::::.ヽ:::::::/} ノ } ,ィ|::::::}:::::::::: | \ 不味いが、あのシリーズの中で一番うまかったで御座るよ
|::::::::l:::::「丁フTト、/ ‐=彡' .:::/.:::::::::: l__ />、
|::::::::.\{:ヽ ィ彡' /イ.:::::::::::::/\く/ヘ}
|::::::::::::::::::::::::."" , ,::::::::::::/:::::::.\>_
lト、::::::::.\::::::ト、 r‐ ヘ '::::::/77777777ト、 _
j! \:::::::::.ヽ:〉个 ._丶 _ノ ノイ}/////,厂 ̄/ニニニ\
ヽ::::::::::{//}:::i|く丁≧f< {::::{  ̄ ̄ /ニニニニニヽ
\:: |//|::::|「/.::::/二ミメ、:.ヽ__ /ニニニニニニニ',
/ヽl//|::::| i:::::/.:.:.:.:.:.:\Ⅵ \ マニニニニニニニ
//////|::::| {::::{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.〔]ト、 \Ⅵニニニニニニ|
///////|::::| \\:.:.:.:.:.:./厂 ̄〉__ ヽニニニニニニ|
////////|::::| ̄{ ヾ\:.:.:{/ /\ }ニ{厂 ̄ ̄ ̄}
_,,..-―‐-..,,_
,,-''" `ヽ、
/ \
/ ヽ
,' ヽ だからって段ボール二箱分も喰い散らかす事は無かったんじゃないかな?
l _ノ ヽ_ ',‐-、
,-''"| ーt:::テ≧ ≦r::テー lヽ .'.,
l l'´.', `¨¨/ ヽ¨¨´ .,' ヽヽ_ 照り焼きチキン味もなかなか行けたで御座る~ >
/ | .'., ( .,、 ) U / ./ ヽ、
/ \ ヽ、 ` ̄ ´ `  ̄´ / / _,,..-'
{ `''-‐"ヽ-..,,__ __./ ̄ ̄´ .,,..イ ∨
/.T ‐-..__ _.ヽ ̄ ̄ ̄/,..-――‐'" / ∨
r┘ ',.  ̄ ̄ 〈 ̄\ ./イ´ / / ∨
| ヽ-、', / .ヽ // ∨
./ ヽヽ .', ロ `ロ ヽ、 / .∨
/ 、__ ', _/ \| L__ ∨
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃自動人形にここまでひどい目に遭わされたウェスト博士に同情の念を抱き
┃ながら、彼女にこれまでの経緯を話、仕事に向かう事も伝えた。
┃
┃デーモンの巣食う遺跡でも、彼女の槍は衰えることなく敵を退ける事だろう。
┃
┃護衛に関しては心強い事この上なかった。頭が緩いのは仕方ないが。
┗
44 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:03:00 ID:yZydxhT.0
_________________
f´f´f´f´f´f´f´f´: : : : : : : : : : : : : : : :`l
|:|:|:|:|:|:|: |r┬―――――――┴ュ
|:|:|:|:|:|:|: |||lコ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||コ
|:|:|:|:|:|:|: ||| ||| ||´
|:|:|:|:|:|:|: ||L|||__ ァ―__ァ― _||
|三三三三.三」| 」|lニニニニニニニニニニニニコ|
└――――‐'´|_/ l ____ |
[_/´:∨圭圭/´:∨{ヨエエ|三三三三|エエE}
|::〔}::|::::「 ̄|::〔}:[_[_ニ_______ニ_]
ヽ:_;ノ_;ノ ヽ:_;ノ_;ノ ヽ:_;ノ_;ノ ヽ:_;ノ_;ノ
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃組合に寄り、さくさくと手続きを済ませると一同は街を出て遺跡へと向かう。
┃
┃テクニカルには二代と武蔵が、トラックにはドライバーとして葉隠が乗り込み
┃助手席に暇そうにしているクリス。キリコはATに慣れるためという口実で
┃ATへ乗り込んでいるが……正直、後ろで変態機動をしているATというのは
┃おぞましい光景だ。あんなに動けるなら練習は要らないだろうに。
┗
46 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 22:05:03 ID:wcSoJigM0
ルーチン買ったの?
47 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 22:06:22 ID:fo7jD7hs0
そういや武蔵のルーチンのこと聞いてないな
50 名前:七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:09:17 ID:yZydxhT.0
あーしまった、ルーチンのことすっかり忘れてたな……
ちょっと待っててね……
51 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:20:24 ID:yZydxhT.0
/\ _.r.、_
r=/: : :.ヽ´: : / : :ヽ:` :-.、
厂 ; : :- : : : : : :<: : :ヽ: :ヽ\ //
/: :./: : : : : : : : : : ヽ:.ヽ: : :Y: : : ヽ //./
|: :/: : : : : : : : : : : : ハ: ハ: :|:|: : : }: : / /__
|:〈 : : : !: : : : | : : : : : l: : }: |: l: : : l: : :7_ ∠
l : \ヽトノlヽ.ト、_ト、:l:..: : .:| :!_: :/: : : : :> ´ ̄ ̄ > また来やがったであるな! もう吾輩の財布は……
|: ハ: :.Y 。ヾ l,ィ´。ヾ ┼: l :ノ::l .}〈: : : < イ
|:l : Ⅵl.l彡\|.ミ=l「 .|: :.l: : ::|イ: :ヽ: : : :> ´ え? ルーチン?
|:l: / : l.l ゝ'-' `ヽ.|| | :/'| : :l: : : : :> 、
'" |:| : : :.|.トY:ェェェェェ:|| |/ l/l/ ̄ ̄7 \
/ /|:|/l//|.|ヘ ヒヒヒヒヒ.|| /! / /- '´/ヽ \
〈 \|ハ: |:|: :Y⌒#,.||イ:::| /__ / > '´  ̄ `ヽ_
ハ rー- | |:|:.:/`ー=.イ||::::::| ./ // > - _ ヽ
/ | .|. /(c )ーく く (c ):/|/t―― 、 /. : ' ´ ヽ ヽ }
╱ ╲ {/ l::ヽ::::l | {::| } |{{ -=== ヽ l
/⌒ヽ ', l ̄ ̄!:::::::=:}=} .}::!ー 十 ―-.l /  ̄ `ヽ \ l
\ ト _|_ |::::::::::〈 〈! !:ハ | / \ ╲ }
>ー.| | `ー!::::::::::::l | !::::ト +- ―/ _ ヽ }} .|
´ /〉、_! ╲::::::::::╲.╲ ヽ|._|_/ -  ̄ > ハ ./
/ / |ヽ_ ノ╲::ー::::>._ヽ |/ __,,. -‐''´ ./
ヽ、ノ ノー:::{--{> ´  ̄ ー }
|\_ / ヽ::> ´ ノ
お値段はそれぞれ一律。一個買えば複数に使えます。
LvC=100円
LvB=500円
LvA=800円
・近接格闘
・銃器
・重火器
・CQB(室内での銃撃に関わる)
・軽業
・運転
・その他(欲しいのがあれば質問)
こんな感じでいいかな?
まぁ、今の所持金額が1737円50銭しかないことを念頭に……
67 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:31:36 ID:yZydxhT.0
あぁ、それと今の二代に射撃ルーチンとか突っ込んでも蜻蛉切とかの操作とぶつかって使い物にならないからその辺はお気をつけて。
まぁ、ぐだぐだだけどのんびりやろうか……手がかじかんで思うようにタイピングできないし。
22:34にいちばん近い奴を取ります。
70 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:32:58 ID:yZydxhT.0
68 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 22:31:44 ID:ocTjtC/o0
今の武蔵のルーチンってどんなものだっけ?
通常奉仕LvA : 朝のオハヨウから夜のお供まで何でもそつなくこなす。ある意味万能
重力制御LvA : IAIの自動人形には標準搭載の重力を操るスキル。アップグレード済み
なお、武蔵は重力操作に関して色々と付加されている模様
はい、これが武蔵のスキル……
74 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:36:29 ID:yZydxhT.0
いやん、ぐだぐだ……運転は普通。ゴールド免許クラス。
ワイルドスピードのようなスーパーカーレースがしたいなら一生君に頼んでください。
22:40に変更
78 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/25(水) 22:40:00 ID:so42y7SU0
重火器A
79 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:41:27 ID:yZydxhT.0
ほいじゃ、重火器Aを武蔵に積んで残金937円50銭で御座います。
そんじゃ再開ー
83 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:47:22 ID:yZydxhT.0
/: :r:_:_: i: : : :ヽ: :ヽ
/: : : /: :r:-:' :`:ヽ: \:\
/: : : :/: /: : : : : : : :\: ヽ:ヽ、
|: : : : : : : : : : : : : : :ヽ: ヽ: :`ヽ:\
/: : :/: : : : : i: : : : : : : !: i:ヽ: : : ヾ おーい、あとどのくらいで着くんだ?
/: : :/: : |: : ヽヽ:ヽ: : : : |,イv: ヽ: :|
!: : :/: : :!:|: : ヽ:\:_:,:_: : i,/{リ.!i: : !リ
|: : :|: : : :!: : : |,.rrcミヽ: ,! ` リ: : i|
!ヾ、:!: : :{>、: :.ヾ ゞ' レ 丶 .!: :/,_
ヾ、:ゝ=、: :`ヾ ,_-ァ /ヽ/ニニニヽ
}:ヾ、: : : :ヽ _ __/}: :i|ニニニニニ`、
/: _/_/:イ ̄`ヾ三ソ/:.:i|ニニニニ,ニニ|_
/:/ニニ.|i|:ヽ:、ヽ:.:./:.::.:.リニニニ/ニニニヽ
/:,イニニニ|i|:.:.:.:.:.:.X.:.:.:.:.:./ニニニ/ニニニニノ_____
//ノ ニニニ.|ii|:.:.:.:.:.::リ:/.:.:.(ニニニニニニニイー―――---、`:ヽ.、
,イ/ /ニニニニヾii〉:.:.:.:.:.:Y: .:.:.:ヽr===-ノニ!\ `ヽ: :ヽ
/:/ >、ニニニニ /:.:.: :.:.:|:.:.:.:.:.:.ノivヽハノニニヽ、:`:ヽ、 \:\
./:/ /: /ヽニ ニ,|:.:.:.:.:.:.:.:.L:.:-ニニ,|vwvVニニニニヽ`ヽ: \ .\:\
/:/ /: / ivViv|ニニ=ニニィハ三ゾニニニ|三三ニニ=、 `ヽ:\ \:\
/:/ !: :| トWvv入ニニニニミ三,イニニニ ハニニニニニニニヽーニニニニニニニニニニニ`ヽ、ニニ 、
./:/ |: :.! |ニニニ|  ̄`ヽ三ニ/ニニニニ|三ニニニニニニニニニニニニニニニニニニ三三三==ヽ
¨¨¨¨¨
/一 ー \
′___ __ __ んー、あと50分って所かなぁ
{ } マム{ }
(__人__) 。s≦ /マム :} 遺跡がある少し前に車を止めて、そこから徒歩で行くから
ゝ 。s≦ 。s≦\マム}
≧==ハ。s≦-- 、.............マ 〉 歩く時間はノーカウント。
マ..厶 --- 、 ∨.........∨
′{ } }/............,
,......| }ノ.................,
,.......| |....................}
{.......| |....................}
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃隣の席で退屈そうにしているクリスを尻目に、無人の野原が視界いっぱいに
┃広がる。東北地方独特とも言える、緑豊かな景色だ。余所は復興がまだ
┃進んでおらず荒野が多いらしい。
┃
┃野道を走る。対向車線からくる車なぞ全くいない……浅い林に入り木漏れ日が
┃行く道を斑に照らしていた。
┗
84 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 22:55:04 ID:yZydxhT.0
___ _ }!
_ /_==-_!:.v: ̄: -:.、
,ィミミr' _V: : : : : : : : : : : :ヽ
,. -=ニニヽミ-=: : /: : : : : : : : : : : : :ヽ
, =ニニニニニニニLミミ/:/:/: /: : : : : : :|: : : : : : ヽ
rニニニニニニニ/ /: : /: : !/:/:|: |: : :/:/:, |: i: : |: : : ヽ 運転すると疲れるけど、運転できないと暇なんだよな……
!ニニニニニ/ !: :/: : :.!: :ト<V!: : /: :/ |:ハ: :|: : : : :ヽ
ヽニニニニ\ V |:i: : :|: :レ 元ヽ: { -ィ元ヾ: :!: : : :i: リ
ヽニニニニ入 ヽヽ:!: : 、弋リ ヽ:! 弋リ /: :リ: :/ノ
ヽニィr-' _\_ |:!: : :ヽ _'__ -r: : : iノ´ なら着くまで寝てなよ。僕が起こしてあげるからさ >
\ _rvソクニニニニ、:、: ト、 i!_) ノi: ィ リ:ヽ
ヾミクノニニニニニV:/ トヽ_-'_,| !: :| ヽ:.、
/ニニニニニニニニニ|ii}二ヾ三=ィ、_ヽ:,|_ヽ:.、 おう、御言葉に甘えてそうするぜ。
|ニニニニニニニニ/ii/: :\ヽ: :/:_: ,-、ii|ニニヾ、
\ニニニニニ /i/: : : : : : ,X: : : : : :|ilニニニ.!ヽ
/:/:ハニニニi/: : : : : : : :{ii}: : : : : :.Vニニニヽヽ:、
/:/ /:/iニ/: : : : : : : : :ヾ/: : : : : :ヽニニニ,ヽ ヽ、
/:/ ./:/ |ニヽ、____: :|: : : ヽニニニハ ヽ:.、
/:/ /:/ {三三ニニニニニミ三ミニニニニイニニイ ヾ、 \:..、
/:/ /:/ ヾ三三三三三 ハ三三三ィニニニ| ヾ、 ヽ:.、
. /:/ /:/ iヾ二二二ソニヾ二二ソvニvリ ヾ、 ヽ: 、
/:/ /:/ ヽニニニニ/ニニヽニニニ | |,、,、,、,| ヾ、 ヽ:.、
/:/ /:/ |ニニニニニニニニニニニ,! |ニニニ,| : ヾ、 ヽ:!
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃席にもたれかかって目を瞑ると、しばらくして彼女の寝息が聞こえてきた。
┃
┃運転自体は雪山に居た頃から父に何度か習っており、山の麓に降りる時も
┃使っていたので一生にとっては馴れっこだった。林道は蛇のようにクネクネと
┃入り組んでおり、道から突き出ないよう身長にハンドルを切る。
┃
┗
88 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:03:24 ID:yZydxhT.0
__
_∠,:::;:;::;ヽ,
〆 ;; `ヽ
/|. | |
|;:|. │ |
(:;:;\. /:;)
ゝ;:;\\___/:;:| んー、やっぱり一人で運転してると暇だなぁ……
,ゝ;:;:;:`ヽ; ;:;:;:;:/|_
_∥|ゝ\;:;:;:;: ;:;:/〆::;:;:へ かといって、今からクリスを起こすのは迷惑だし
,∠:;〃:;:|:;\ヽ;_ ;://:;:ヽ;/∧ iゝ
/:;:;:;;: 人:;:;:\:;ヽ_─_.':;;:;:,∠/`ヽ__、
/:;:;:;:;:;:; /:;:ゝ\:; i i,^:;/∠;;::,,,,;::/:;:;:;`ヽ
/:;:;:;:;:;:;: /:;:;:;:;:^丶∨∠`;:;:;:;:∨;::/:;:;:;:;:;:;:;:ゝ
/:;:;:;:; ∧:;::;へ:;| ̄  ̄| :;:;::;::;:;:ヽi 〔:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;\
/ゝ〆;:;:;:;:|;:;:;::;:;:!|:::::;;; 厂 ̄\i‐-ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`i
,;;′;:;:;:;:;:; /ゝ ̄ ̄ゝ. く ;:;:;::;:;:;:;:; へ ;:;:\_::;:;::;:;::;:;: ',
,' ;:;:;:;:;⌒ヽ/ |∧ ∨丁イゝ :::::: ゝ∧ ゞ;;:;/;:`ヽ::;:;::;: i
`ヽ;;;:;:;:;:;:;:;:;`、 ゞ i ∨ | ゝ ̄ゝ `ヽ ∨ ;:;.::.\::::::l
\;;;:;:;:;:;: ゞ`ヽ ∧ ,-‐ 、 ゝ ゝ〆 ∧ ;;;:::::::: `ヽ′
\;;;;.,′ヾ `ヽY⌒ヽヽ` ゝ ○ 、 ∧;;;;:::::::::::::::`i
\;; i ⌒. ヾ.i | |∧ >.-.‐┤ / ゞ_;;_;:_:::::: i
\;;i (匚 √/ i iヽ |( \/,ゞ‐_- 、`ヽ ゝ、
──────────────────────────────────────────────────
'´ ̄` `ヽ / ̄ ̄`ヽ
>-ミ , ' ヽ⌒ヽ \ ヒョッコリ
/ ヽ/ マ_ノ ヽ
/⌒Y⌒/ / .: : 从㍉ ∨ 丶
λ__′ ./ ,′.: } / :} ㍉ }
l | Ⅵ /イ / ′/ / ハ __ `}-、
l | /{ {/ l /l __l / ハ≦工__≧xl! }\ 『だったら、私がお相手しましょうか?』
l | r-〈 /,ィ´工_ノイ / }ィてハア /l / ヽ
l | { X'´,ィてノハヽ从乂ノ 乂z乂 ノ }乂 ∨
ハ ハ ∧ ヘゝ乂z乂 ,′ ∨ うわっ!? >
/ ハ V 乂_ヘ , ハ ,ィ¨7 ハ
::/ ハ ム ゝ 、.:ァ ,--r' /'´>‐ァ }∧
/ ハ ム___ >s。 / // イ < ,′ハ
/'´マ ム ヽ>く三弋ァ'´ // ,イ:::::::::`ヽ/ :} /
/ V ハ `<三ア ./´ //ヽ::::::::::::::ヽ l ,′
V ヘ __/ / ,イ 〃{{‐--- \} /
寸. ヘ / `ヽ ,.'´ 〃/_ ∨ /
V ヘ / ̄\ ヽ'´ / ̄〃∥_/ ∨
∨ ∨-、 \ > フイ/∥ , '
∨ ∨ \ У ,:タ }{ ∥'´
____∨ ̄\ >'´ ,:タ }{/
_/Τ ̄ ̄7 \/ // / ,ィ
77///l / / // ,イ _.,ィ彡'7
V///〈 / , ' // }{ _--==ニ=-ァ7フア
| V///} ,イ ,::' /}{ ̄ ̄ ///////ア /
| V//,ト、 .,イ :| {l{/ }{ ハ///> ´/ ./
| V//} ヽ / | | {l{ }{ ム> ´/ ./ ./ /
──────────────────────────────────────────────────
91 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:07:32 ID:yZydxhT.0
,...-.-‐‐---,,
/:;:;〃 `ヽ
/:;:;:;:;:;:《 \
〆:;:;:;:;:;:,\ ヽ,
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. |
√∨⌒`ヽ:;:;/\ | もう、いきなりバイザーに出てこないでよルリ
|:;:;∧:;:;〆丿:;:;:;:;`ヽ l
ヘ:;ヽ‐‐匕:;:;:;:;:;:;:;:`ヾ―:;:;:;‐,《 びっくりしたじゃないか……
∨;:;:;:;:;:;へ\:;:;:;:;:;::;:;`ヽ:‐:‐ゝ
ゝ:;:;:;:;/:;:;:;:;ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,′
ゝ\:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;/
へ丿.;.;.;.;\:;:;:;:;:;:;: ;:`\;:;:;:〈
//\\.;.;.;.;.;.\:;:;:;:;:;:;:;:ゝ:;:;:;:;:/
||./::;:;\\.;.;.;.;.;.`弋:;:;:;:;《 ̄
.,,冫;:;:;\;:;:`ヽ\_:;:;|;;〃圦_
_∠;:;:;:;:巛ゝ`ヽ;;;`へ;;:|;::||冫;;∧:;:;;丶
,〆;:;:;:;`;へ`ヽ,WW;:;:;:从;:;:;:;:`ゝ;:;:从廴W:;;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`||;:;:WW;:;:仆,;:;:;:;:∧ ̄。.・∨ゝ:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:|.|.|.|.|;:;八;:;:;:;:ゞ\ ∨:.;│
∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨;:;:;:升升:;:;:廾:;:;:;::ヘ ゝ√弋了
厂;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿|;:;:;:;:从从:;:;:仆;:;:;:;:;:;:;匕〆′:;::;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;升升;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;|
. |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;,′;:;:;:;:;:;从从;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃驚いたあまりに一瞬ハンドルから手を離してしまったのは内緒だった。
┃
┃SPIアーマーのHUDには半透明だが、ルリが写っている。彼女の身体の
┃向こう側にうっすらと林道が見えるが、これでは見づらい。
┃
┗
92 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:19:16 ID:yZydxhT.0
──────────────────────────────────────────────────
_ -‐…--ミ ´ ̄ 7´/ `ヽ\
γ / / /フ´ {:::::| ', ',
/ // /::/,.. ヽ マ:ム .i. ',
,' / {:/'´〃 从|\ ヽ::', } .|
/|l′ / |l _l」斗-`<_ ハ / .ハ いいじゃないですか、旦那様も暇だったのでしょう?
/ |l / ノ 从 乂,ィ==ァ 从 〉 / i. ',
/ .|l ー=彡イ |´入 乂/ J//ア ノイ 乂/ヽ/ i. ',
/ / |l ,ィ´ 从 .|'´マハ、从 ゞ‐'′ '| / ; ', クリスにばれちゃうよ? >
/ / | l / l! 乂.ハゞ' , / .斗′ / :.
/ / / l'´ .l! ゝ ー ,,ィ´乂 人 :,
/ / /.,' |__..斗─…‐ァ´ > _ ィ升;;;;;;ア /ゝ ', ', SPIのスピーカーをオフにしてあるので大丈夫です。
/ , ' / ,' .| / リ;r'´/ 二ニつ /',L ', ',
/ / / / .| ´ __ノ /ノ /:::::::::',\i ', 喋っても何も聞こえませんよ。私以外には……
. / / / / .| _ -=ニ二 ̄ /斗ミ / /  ̄ ̄\ゝ |l .}
. ,′/ , ' / ,..-=ニ二 ̄ _ -=  ̄| `ヽ'、rz'´ |l |
,' / ,イ -=≦ > '´ r=,'──ミ 〃 >===ミ |l ;
|/ / ! / // >´ 〃´_,,! ̄ ゙̄=ミ!.,ィ´γ⌒ヽ !ヾ .ソ ;
| | .| / // ´ /マ,,′ 'メ、",,|__ | ム斗匕彡.ム/ム ヽ ./
} | メ ,イ !// / メ 彡"  ̄|  ̄〉 ゝ ___>´/////ム_∨
. i .|〃/ / | /´/ /∨ 〃 ,,ィ! / ,イ////////ヾ
∨ / / /! ./ ∧/ 〃__,,。彡'" ', ノ .,イ/////////㌣
∧/./ ∨ l/ / / __...--ァxハ ´} .,イ///////彡'/ |
. l! /∧ / | ,' / -=ニ>., / ', /!/////// / .|
. l!.{ | У | 〃 ,ィ´/////ア´`!-= .!_ 「i //`マ////;/ / .|
l! || ,′ .| / ,ィチ/////ア´ /;;;;;;;;;;;;;;;≧z, ̄ / マ/// / .|
──────────────────────────────────────────────────
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃そう言うと、電子の妖精はバイザーの端から端へとふわふわ移動し始めた。
┃彼女をスーツの中に文字通り「居れている」ので、SPIアーマーの設定を
┃勝手に弄っているらしい。今だって、ヘルメットのスピーカーを勝手にOFFに
┃している。
┃
┃ヘルメットの中に彼女の声が響く。バイザーがある微か数㎝前を半透明な
┃女性が喋りながら行く先を矢印で示していた。
┗
94 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:25:34 ID:yZydxhT.0
, - 二__!i!i!!i!i!i_!i!i!i!i!i!i! \
/≠"´ ̄ ̄ ̄((::))、 !i!i!i!i! \
/ /  ̄' `ヾ.、!i!i!i!i!i .
/ } ヾi;!i!i!i!i!i! !
/ / }}. !i!,;r=}
! 〈 {:〉!i!i!i!i!i| って言ってもなー。なにお話しする?
| } _,、人!i!i!i!i 』
| . │ i},≠"!} 僕が語れるのなんて映画ぐらいしかないよ?
. 〈 _,...,/!i!i!i! ;/
, } ___,ィz"´`´.!i!i!i!i./!
∨ 〈 _,.イ圭〃..;i}「!i!i!i!///|
ヾ } _,.イ圭〃.,/!i!i!i! /'////|
ヾ.';':,._,/;彡''''¨´._i" r'i //////,|、
ヽ.';':,!//////.i((::)) ' ,:/'//////∧
丶;:':l|.//////../ ,.::'/'////////,∧
ヽ;:';,!///∠' _,/,///////////´\
'ミ三三ニテ≦_`}}、////,_''" \
}////´ ̄{___"´ /´`.
///// i} /i! ;
/////_____,ィト≠=="}!. i! !
/´ ̄7 7ト==イ! || !| i|
/ / イ! {[ ]| i ! | | |
──────────────────────────────────────────────────
, - ,.--- 、 ____ ヾ ヽ
l/, '´:::, - \:: ヽ `ヽ
イ /::〆' /:: ヾ | \
__ ' イ /:: ハ l ,. | "ヽ
`ヽl/::" l::: l !/ , /l! 、 ヽ. \ それでは旦那様のお好きなラブロマンスの映画でも
::::: l::::! |:::::' l! / :::::/ 〃!| ! \ \ ヽ 話していただきましょうかね。
:::::::|:::, i::::i / / :::::::::::::::: ,|ハ !、j! ヾ! ,゙ヾ ヽ,リ
:::::::|:::! ハ:::! /! /::::::::::::::::::ノ_リ_ハ!_ト,_ハ !,. l !ハ. ヾ! lトヽl
:::::::|!:|!::: V / ´: _ :::::::,:::::/´ _ __-_-ヾ`!ハ.!ィ, /!lヽjl ! !|' んー、ラブロマンス? >
:::::::|l::l::::. !' !γヽ` vr ヽr'_ フ::ハヽ`' リj/ リ_`l! リ'
:::::::|!,リ::f ,!::,:ヽ´(,. l1 、ゝ_ン ハj/ レ'
─ ] l:::ヾ Y:::: ト 、_ ヽ, `ー ヒ!,/
:::::::' |! !| !ヽ ゝ ヾ、__ 、` l
イ l :! | i´ ′,
/::| :::! | l ヽ ー /
! | :! | _L __ \ ` /
│! | :l! !´三三ヽ`_- 、_ `_ 、._ ,/
::|ハ ! l:::j /::! 三三三三`` ニヽヽ,._/´
-、:::::! 三三三三くク)三! |Y/
j,. へ: : : : :V´三三三三__ 三三! l/
rヽ:ヽ: : : :L -=== ' ´⌒ ヾ= 、ヾ,
|! |: !: : : :| | / ーヽ
|! |: !: : : :| レ \
──────────────────────────────────────────────────
95 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:31:47 ID:yZydxhT.0
__
_∠,:::;:;::;ヽ,
〆 ;; `ヽ
/|. | |
|;:|. │ | ラブロマンス……ラブロマンス……
(:;:;\. /:;)
ゝ;:;\\___/:;:| んー、ちょっと外れるけど僕が好きな映画が一本あったなぁ
,ゝ;:;:;:`ヽ; ;:;:;:;:/|_
_∥|ゝ\;:;:;:;: ;:;:/〆::;:;:へ
,∠:;〃:;:|:;\ヽ;_ ;://:;:ヽ;/∧ iゝ
/:;:;:;;: 人:;:;:\:;ヽ_─_.':;;:;:,∠/`ヽ__、
/:;:;:;:;:;:; /:;:ゝ\:; i i,^:;/∠;;::,,,,;::/:;:;:;`ヽ
/:;:;:;:;:;:;: /:;:;:;:;:^丶∨∠`;:;:;:;:∨;::/:;:;:;:;:;:;:;:ゝ
/:;:;:;:; ∧:;::;へ:;| ̄  ̄| :;:;::;::;:;:ヽi 〔:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;\
/ゝ〆 |;:;:;::;:;:!|:::::;;; 厂 ̄\i‐-ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`i
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃運転に注意しながら一生はかつて自分が住んでいた雪山での毎日を
┃思い浮かべていた。暇なときにすることなんて、それこそ映画を見るか
┃寝る位しかなかった……映画は彼の人生の中で大切な一部だ。
┃
┃壁に掛けてあった大量の作品の中から、彼の思い入れが特に強い一作を
┃思い出す。
┗
97 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:40:30 ID:yZydxhT.0
, - 二__!i!i!!i!i!i_!i!i!i!i!i!i! \
/≠"´ ̄ ̄ ̄((::))、 !i!i!i!i! \
/ /  ̄' `ヾ.、!i!i!i!i!i .
/ } ヾi;!i!i!i!i!i! !
/ / }}. !i!,;r=} 『ぼくをイライラさせる例の子に
! 〈 {:〉!i!i!i!i!i| どうしてぼくこんなに夢中なんだ?
| } _,、人!i!i!i!i 』
| . │ i},≠"!} あぁ、愛がこんなにやっかいなものだとは、知らなかったよ…』
. 〈 _,...,/!i!i!i! ;/
, } ___,ィz"´`´.!i!i!i!i./!
∨ 〈 _,.イ圭〃..;i}「!i!i!i!///| こんな台詞、ルリは知ってる?
ヾ } _,.イ圭〃.,/!i!i!i! /'////|
ヾ.';':,._,/;彡''''¨´._i" r'i //////,|、
ヽ.';':,!//////.i((::)) ' ,:/'//////∧
丶;:':l|.//////../ ,.::'/'////////,∧
ヽ;:';,!///∠' _,/,///////////´\
'ミ三三ニテ≦_`}}、////,_''" \
}////´ ̄{___"´ /´`.
///// i} /i! ;
/////_____,ィト≠=="}!. i! !
/´ ̄7 7ト==イ! || !| i|
/ / イ! {[ ]| i ! | | |
──────────────────────────────────────────────────
/ γ=/:::::/ ヽ`ヽ⌒ヽ、
/ / /:::::/ / 、 ハ:::ハ`ヽ ヽ
| l {::::::/ / ヽ }:::::} l ヘ
| l ヘ::::l /_l__v v_i_l_ヽ l::::::l | l 『……いえ、知りませんね』
| | ト:;ハ r' ´ __ l∧、 /´リ __` ヽ ス:ノ | |
| l | l,>| <´こリト ∨ イ_)ハ > リrl l l | あー、やっぱりか
| ハ | l.、ヽ ゙'='′ ゙= ' イ,ソ l | | 『映画の台詞でしょうか?』
| ; l ! |ヾ、` , ソ´ l l | |
| ,' l l | ヽ. o , ' | l | |
|,' l l |. ヽ / | l | |
| l| | l 丶、_,. ' l | l | |
| _ィヽ| | _, -イソ 'v'ヽ、_ |. l | |
⊂ニヽ-'、∨,L __ヽ______ノ__`_丶_∠、`'ッ|
;' .(_`.:'.:'.:ー`─‐----------------‐──.:.:.'.:´:),ヽ
,ヘ、._f う.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:γ,'´_,. イ
──────────────────────────────────────────────────
100 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:45:11 ID:yZydxhT.0
台詞自体は私が引っ張ってきたのを改変してでっち上げたのだから気にしないでね。
,...-.-‐‐---,,
/:;:;〃 `ヽ
/:;:;:;:;:;:《 \
〆:;:;:;:;:;:,\ ヽ,
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. |
√∨⌒`ヽ:;:;/\ | その映画が作られたのはちょっと古いんだけどね。
|:;:;∧:;:;〆丿:;:;:;:;`ヽ l
ヘ:;ヽ‐‐匕:;:;:;:;:;:;:;:`ヾ―:;:;:;‐,《 世界に突然謎の病気が蔓延して、歩く死体……つまりゾンビが
∨;:;:;:;:;:;へ\:;:;:;:;:;::;:;`ヽ:‐:‐ゝ
ゝ:;:;:;:;/:;:;:;:;ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,′ 人々を襲い始めたんだ。平和な世界が一変して、ゾンビだらけで
ゝ\:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;/
へ丿.;.;.;.;\:;:;:;:;:;:;: ;:`\;:;:;:〈 どこにでもあるモンスターパニック系の映画だよ。
//\\.;.;.;.;.;.\:;:;:;:;:;:;:;:ゝ:;:;:;:;:/
||./::;:;\\.;.;.;.;.;.`弋:;:;:;:;《 ̄
.,,冫;:;:;\;:;:`ヽ\_:;:;|;;〃圦_ 今のは、その映画の主人公が言った台詞なんだ
_∠;:;:;:;:巛ゝ`ヽ;;;`へ;;:|;::||冫;;∧:;:;;丶
,〆;:;:;:;`;へ`ヽ,WW;:;:;:从;:;:;:;:`ゝ;:;:从廴W:;;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`||;:;:WW;:;:仆,;:;:;:;:∧ ̄。.・∨ゝ:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:|.|.|.|.|;:;八;:;:;:;:ゞ\ ∨:.;│
∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨;:;:;:升升:;:;:廾:;:;:;::ヘ ゝ√弋了
厂;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿|;:;:;:;:从从:;:;:仆;:;:;:;:;:;:;匕〆′:;::;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;升升;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;|
. |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;,′;:;:;:;:;:;从从;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃その映画は公開前はインターネットでもそこそこ騒がれていたらしいが、
┃いざ公開してみると……即座に結末が悲惨な映画のリストに挙げられた。
┃
┃俗に言う、主人公が報われない系の映画だった。
┃
┗
104 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/25(水) 23:54:45 ID:yZydxhT.0
__
_∠,:::;:;::;ヽ,
〆 ;; `ヽ
/|. | |
|;:|. │ | 主人公は大学に通う学生で、ゾンビに襲われて街を逃げてたんだ。
(:;:;\. /:;)
ゝ;:;\\___/:;:| で、紆余曲折あってなんとか街から逃げてた集団と合流するんだけど
,ゝ;:;:;:`ヽ; ;:;:;:;:/|_
_∥|ゝ\;:;:;:;: ;:;:/〆::;:;:へ そこで大学の親友と、ある一人の女性と出会うんだ。
,∠:;〃:;:|:;\ヽ;_ ;://:;:ヽ;/∧ iゝ
/:;:;:;;: 人:;:;:\:;ヽ_─_.':;;:;:,∠/`ヽ__、
/:;:;:;:;:;:; /:;:ゝ\:; i i,^:;/∠;;::,,,,;::/:;:;:;`ヽ
/:;:;:;:;:;:;: /:;:;:;:;:^丶∨∠`;:;:;:;:∨;::/:;:;:;:;:;:;:;:ゝ
/:;:;:;:; ∧:;::;へ:;| ̄  ̄| :;:;::;::;:;:ヽi 〔:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;\
/ゝ〆 |;:;:;::;:;:!|:::::;;; 厂 ̄\i‐-ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`i
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃陳腐なストーリーだが、その作品を演じた俳優たちの演技力と、危機的
┃状況における人間たちのやり取りは一種の怖いもの見たさと言うのがあった。
┃
┃内容だが、本当にテンプレート通りに主人公たちは何度か危機的状況に
┃陥りながらもなんとか抜け出し、互いに結束力を高めていく。その中で
┃主人公はそのグループにいた女性に恋をしてしまう。
┗
105 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:01:55 ID:7PvHPM1Q0
,...-.-‐‐---,,
/:;:;〃 `ヽ
/:;:;:;:;:;:《 \
〆:;:;:;:;:;:,\ ヽ, 恋してしまった女性にどう思いを伝えていいか分からず、
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. |
√∨⌒`ヽ:;:;/\ | 主人公はなんとか女性と仲良くなろうと積極的に話しかけていくんだ。
|:;:;∧:;:;〆丿:;:;:;:;`ヽ l
ヘ:;ヽ‐‐匕:;:;:;:;:;:;:;:`ヾ―:;:;:;‐,《 二人は次第に打ち解けて行って、良い感じな雰囲気になって
∨;:;:;:;:;:;へ\:;:;:;:;:;::;:;`ヽ:‐:‐ゝ
ゝ:;:;:;:;/:;:;:;:;ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,′ で、ある日。主人公は女性の元へ行くと、親友と女性がキスしてる
ゝ\:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;/
へ丿.;.;.;.;\:;:;:;:;:;:;: ;:`\;:;:;:〈 のを見ちゃったんだよ
//\\.;.;.;.;.;.\:;:;:;:;:;:;:;:ゝ:;:;:;:;:/
||./::;:;\\.;.;.;.;.;.`弋:;:;:;:;《 ̄
.,,冫;:;:;\;:;:`ヽ\_:;:;|;;〃圦_
_∠;:;:;:;:巛ゝ`ヽ;;;`へ;;:|;::||冫;;∧:;:;;丶
,〆;:;:;:;`;へ`ヽ,WW;:;:;:从;:;:;:;:`ゝ;:;:从廴W:;;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`||;:;:WW;:;:仆,;:;:;:;:∧ ̄。.・∨ゝ:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:|.|.|.|.|;:;八;:;:;:;:ゞ\ ∨:.;│
∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨;:;:;:升升:;:;:廾:;:;:;::ヘ ゝ√弋了
厂;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿|;:;:;:;:从从:;:;:仆;:;:;:;:;:;:;匕〆′:;::;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;升升;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;|
. |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;,′;:;:;:;:;:;从从;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃その主人公が知らないだけで、親友と女性は付き合っていたらしい。その
┃事を後から知った主人公は喪失感と罪悪感に頭を抱えながら言った台詞が
┃さっきのだった。
┃
┃寝取られる、というのではないが、後味の悪いというべきか。決して観て爽やかな
┃気分に慣れる物ではなかった。実際、一生も見ていて胸が苦しくなった。
┗
106 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:05:28 ID:7PvHPM1Q0
, - 二__!i!i!!i!i!i_!i!i!i!i!i!i! \
/≠"´ ̄ ̄ ̄((::))、 !i!i!i!i! \
/ /  ̄' `ヾ.、!i!i!i!i!i . んでまぁ、そっから主人公が落ち込みつつも話は進んでって終盤。
/ } ヾi;!i!i!i!i!i! !
/ / }}. !i!,;r=} 安全な島へと脱出するために港へ行くんだけど、そこでゾンビの
! 〈 {:〉!i!i!i!i!i|
| } _,、人!i!i!i!i 』 大群に襲われるんだ。
| . │ i},≠"!}
. 〈 _,...,/!i!i!i! ;/
, } ___,ィz"´`´.!i!i!i!i./! もう結末が読めるのですが…… >
∨ 〈 _,.イ圭〃..;i}「!i!i!i!///|
ヾ } _,.イ圭〃.,/!i!i!i! /'////|
ヾ.';':,._,/;彡''''¨´._i" r'i //////,|、 うん、だいたい想像する通りだよ。
ヽ.';':,!//////.i((::)) ' ,:/'//////∧
丶;:':l|.//////../ ,.::'/'////////,∧
ヽ;:';,!///∠' _,/,///////////´\
'ミ三三ニテ≦_`}}、////,_''" \
}////´ ̄{___"´ /´`.
///// i} /i! ;
/////_____,ィト≠=="}!. i! !
/´ ̄7 7ト==イ! || !| i|
/ / イ! {[ ]| i ! | | |
108 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:14:09 ID:7PvHPM1Q0
. . -‐…─- 、
. : ´!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i\
, '!i!!i!i!_, --───-ヾ,,,!i!i!!i!丶
./!i!i!,ii||! |  ̄\.!i!∧
,!i!/ | \゙',
.,' / | ヽl
ソ | | ゾンビの大群に追われている二人を見た主人公は、囮になるために
,l | i
l | l 無意識のうちに走り出していたんだ。手に発煙筒を持って、大声で叫んでね。
.ll | |
.ll | |
.l | l その御かげで女性と親友はなんとか船に乗り込んで港から出れたけど
...l=三゙,,、 | __ ≦=.l
li.!i!!i!三 | 三!i! .l 反対に主人公は一人、港の灯台に取り残されるんだ。
.ll-、.!i!i!i!i'三 | 三!i!i!i!.,l
.゙ii!i!\!i!i!i!i!i三==│==三!i! .,,′!
llヽi!i!丶!i!!i!i!i!i!i!!i!│ !i!i!i!i!i /i!i!|! 「なんでこんな事をしてしまったのだろう? なんで……」
,l, 丶i!i!ヽ、!i!i!i!i!i!i│ !i!i!i!i!i/i!i! /
ll \i!i!!||l !i!i!i!i!│!i!i!i!i/li!!i!′ って自分の行動を悔やみながら、最後はどうしようもなくなって
llli!i!i!i!i!`i!i!i!i\,,!i!│!i!,,/ i!i! 人
ll i!i!i!i!i! \i!i! ゙ ゙゙̄ i!i!i!i/ i!i!\ 泣きながら灯台の上に昇って飛び降り自殺するんだけどね。
il!゙i!i!i!i!i!i!i!i!i! \ i!i!i!i!i! / i!i!i!i!i! \
,/i!i!i!il|_ ゙ ─ ´ .,,,,、 i!i!i!i! \
 ゙̄ i!i!i!i ∥ i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i! ゙'llll i!i!i!i!i!i!i ヽ、
i!i!i!i!i!∥ i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i!i ゙'゙ll i!i!i!i!i!i!i!i! 丶
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃その作品の一番の見どころと言えば、主人公が泣き喚きながら灯台の
┃最上階へと続く梯子を上る場面だろう。言ってる事が悲惨すぎて目も当て
┃られないほどで、とにかく哀れと言う事しか出来なかったのだ。
┃
┃やっている事はヒーローだったが、彼の台詞とその惨めさがあまりにも
┃ヒーローとはかけ離れた者であり、自己犠牲の意味を考えさせられる作品だった。
┗
112 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:19:32 ID:7PvHPM1Q0
──────────────────────────────────────────────────
,' | | ,' / γ }:::ハ , ヽ, -‐_‐_、
. ,' l l| ,' ,' / ,リ:::::リ / ハ ヾ、 ‐-ヽ
. l. l l| ,' l / .r'::::::/ / / ハ 、', ハ丶 ヾ ハ
. | ! | ; |' l:::::ノ ,.'‐ナ_ナトハ l ', ハ ', ヾ、 l l
. | l. l ,' l r 、l l ' ヾr'、)ハト、 lハソレ+、l ',ハ ; ! 『……で、旦那様はどうしてそれを挙げたのですか?』
. | l l,' l lニ>| | 、ゞ' ' .' ノ ,ィ;ト<l リ ; l
l | ; l λ'、ヾ、 ` ´ ヒリ,イl イ ' l
l | ,' ; ; l ,'ゝ ,、 ` ゝ ´ リ/ ,' ,'
| | ,' ; ; |' \.} - ノ,' ,' ,'
| / ,' ; l 'l ,.イl ; ,' ,'
| / ,' ,' l ├:-..、 、 , ' l |,' ; ,'
/. ,' ,' l |:::::::::::::`:::-`-r‐ ' | | l l
. / ,..-‐-..、 _ノ-'´::::::::::::::::::::::::::::l | | | |
/ r':::::::::::::::::`´::::::::::::::::::::::::::::::::::r⌒ヽ、 l | | |
. /. ,':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ、__,)..、 LL___ | |
──────────────────────────────────────────────────
__
_∠,:::;:;::;ヽ,
〆 ;; `ヽ 好きな人を救う為に自分を犠牲にするってのは
/|. | |
|;:|. │ | いいことかもしれないけど、必要なのか……って
(:;:;\. /:;)
ゝ;:;\\___/:;:| スカベンジャーになってから最近思うんだよね。
,ゝ;:;:;:`ヽ; ;:;:;:;:/|_
_∥|ゝ\;:;:;:;: ;:;:/〆::;:;:へ
,∠:;〃:;:|:;\ヽ;_ ;://:;:ヽ;/∧ iゝ たぶん、それは素晴らしい事なんだけど正しいかどうかは
/:;:;:;;: 人:;:;:\:;ヽ_─_.':;;:;:,∠/`ヽ__、
/:;:;:;:;:;:; /:;:ゝ\:; i i,^:;/∠;;::,,,,;::/:;:;:;`ヽ 別問題って言うか……
/:;:;:;:;:;:;: /:;:;:;:;:^丶∨∠`;:;:;:;:∨;::/:;:;:;:;:;:;:;:ゝ
/:;:;:;:; ∧:;::;へ:;| ̄  ̄| :;:;::;::;:;:ヽi 〔:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;\
/ゝ〆 |;:;:;::;:;:!|:::::;;; 厂 ̄\i‐-ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`i
115 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:25:49 ID:7PvHPM1Q0
──────────────────────────────────────────────────
, - ,.--- 、 ____ ヾ ヽ
l/, '´:::, - \:: ヽ `ヽ
イ /::〆' /:: ヾ | \
__ ' イ /:: ハ l ,. | "ヽ
`ヽl/::" l::: l !/ , /l! 、 ヽ. \ 『価値の問題では無いでしょうか?』
::::: l::::! |:::::' l! / :::::/ 〃!| ! \ \ ヽ
:::::::|:::, i::::i / / :::::::::::::::: ,|ハ !、j! ヾ! ,゙ヾ ヽ,リ 『もし例えば、1人の犠牲で数千人の命を救えるなら』
:::::::|:::! ハ:::! /! /::::::::::::::::::ノ_リ_ハ!_ト,_ハ !,. l !ハ. ヾ! lトヽl
:::::::|!:|!::: V / ´: _ :::::::,:::::/´ _ __-_-ヾ`!ハ.!ィ, /!lヽjl ! !|' 『その1人の死には意味があったと思います。』
:::::::|l::l::::. !' !γヽ` vr ヽr'_ フ::ハヽ`' リj/ リ_`l! リ'
:::::::|!,リ::f ,!::,:ヽ´(,. l1 、ゝ_ン ハj/ レ'
─ ] l:::ヾ Y:::: ト 、_ ヽ, `ー ヒ!,/
:::::::' |! !| !ヽ ゝ ヾ、__ 、` l
イ l :! | i´ ′,
/::| :::! | l ヽ ー /
! | :! | _L __ \ ` /
│! | :l! !´三三ヽ`_- 、_ `_ 、._ ,/
::|ハ ! l:::j /::! 三三三三`` ニヽヽ,._/´
-、:::::! 三三三三くク)三! |Y/
j,. へ: : : : :V´三三三三__ 三三! l/
rヽ:ヽ: : : :L -=== ' ´⌒ ヾ= 、ヾ,
|! |: !: : : :| | / ーヽ
|! |: !: : : :| レ \
──────────────────────────────────────────────────
, - 二__!i!i!!i!i!i_!i!i!i!i!i!i! \
/≠"´ ̄ ̄ ̄((::))、 !i!i!i!i! \
/ /  ̄' `ヾ.、!i!i!i!i!i .
/ } ヾi;!i!i!i!i!i! ! その数千人からして見ればそうかもしれないけど
/ / }}. !i!,;r=}
! 〈 {:〉!i!i!i!i!i| 一人からして見ればたまったもんじゃないでしょ?
| } _,、人!i!i!i!i 』
| . │ i},≠"!} だって、その1人だけは不幸な目に遭わなきゃいけないんだから
. 〈 _,...,/!i!i!i! ;/
, } ___,ィz"´`´.!i!i!i!i./!
∨ 〈 _,.イ圭〃..;i}「!i!i!i!///|
ヾ } _,.イ圭〃.,/!i!i!i! /'////|
ヾ.';':,._,/;彡''''¨´._i" r'i //////,|、
ヽ.';':,!//////.i((::)) ' ,:/'//////∧
丶;:':l|.//////../ ,.::'/'////////,∧
ヽ;:';,!///∠' _,/,///////////´\
'ミ三三ニテ≦_`}}、////,_''" \
}////´ ̄{___"´ /´`.
///// i} /i! ;
/////_____,ィト≠=="}!. i! !
/´ ̄7 7ト==イ! || !| i|
/ / イ! {[ ]| i ! | | |
116 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:28:55 ID:7PvHPM1Q0
──────────────────────────────────────────────────
>-──--ミ、_
/  ̄` <
′ / ´ >-、,ィ=ミ
} // / / / ,ィ´::::ア´`ヽ `ヽ、
ノイ / / ,イ / / /:::::::アヽ ゙、 ゙、
ノイハ /∠⊥」_/{ {:::::::::l ', ', ', 『明らかに不毛な議論だと感じますが……』
リ 7ア=xヽ∨ V::::: l :i :i: ',
__>' jシ ノ 乂 寸:::l :i :i: ', 『要は最後の行動にどれほどの価値があったかで決まるのでは?』
ヽ //ゝ'⌒ヽ ゝ┤ i :i }
〉__ _ノノ _ノノ i :i i ::i
', _/ i :} i :i
′ / 彡 i i i :i
乂 彡 _」 i : i i :i
≧=- .彡'´|:::l:::i :i i i :i i
',ィ=======乂 . |:::l::::i i i:i :i :i
}{////////////〉 |:::l:::::i :i:i :i :i
l|/辷コ////////{ .|:::l::::ハ i! :i :i
_ノ//彡 '´ ̄ ̄`<l_|_::l:::i:::i :i i :i
//ア´ ,イ´ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ ヽ::i::::i :i i :i
/ア´ /: : : : >--<: :ム {:::i::::i ::i i :i
r=彡' 〉-、/ `ヽ} マ:::::i i :i :i
ノ __ /// {:::::i i :i :i
/ / ̄// ./// l:::i i :i :i
./ 〈__/ /// {:::i i i :i
/ }{ /// l:::i i i :i
./ .}{ ./// マ{ i i :i
──────────────────────────────────────────────────
119 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:36:43 ID:7PvHPM1Q0
__
_∠,:::;:;::;ヽ,
〆 ;; `ヽ 価値ねぇ……父さんと同じことを言うんだね、ルリは。
/|. | |
|;:|. │ | 旦那様のお父様も? >
(:;:;\. /:;)
ゝ;:;\\___/:;:| そっ。父さんが「価値ある終わりにしろ」って……
,ゝ;:;:;:`ヽ; ;:;:;:;:/|_
_∥|ゝ\;:;:;:;: ;:;:/〆::;:;:へ
,∠:;〃:;:|:;\ヽ;_ ;://:;:ヽ;/∧ iゝ
/:;:;:;;: 人:;:;:\:;ヽ_─_.':;;:;:,∠/`ヽ__、
/:;:;:;:;:;:; /:;:ゝ\:; i i,^:;/∠;;::,,,,;::/:;:;:;`ヽ
/:;:;:;:;:;:;: /:;:;:;:;:^丶∨∠`;:;:;:;:∨;::/:;:;:;:;:;:;:;:ゝ
/:;:;:;:; ∧:;::;へ:;| ̄  ̄| :;:;::;::;:;:ヽi 〔:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;\
/ゝ〆 |;:;:;::;:;:!|:::::;;; 厂 ̄\i‐-ヽ:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;`i
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃雪山に居た頃の、既に父がこの世を去った後の話だ。遺品の中から
┃古びた手帳とノートを見つけた。ノートの中は一生には分からない異国の
┃言葉だったが、手帳の方は辛うじて文字は読めた。
┃
┃その中に書いてあった一言を思い出すと、不思議な感じがした。
┃父さんは自分を育て、その中でこの世を去ったが……はたしてそれは、
┃価値ある終わりだったのだろうか?
┗
123 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:43:15 ID:7PvHPM1Q0
,...-.-‐‐---,,
/:;:;〃 `ヽ
/:;:;:;:;:;:《 \
〆:;:;:;:;:;:,\ ヽ,
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. |
√∨⌒`ヽ:;:;/\ | 価値ある終わり方……なんだろ? お金かな?
|:;:;∧:;:;〆丿:;:;:;:;`ヽ l
ヘ:;ヽ‐‐匕:;:;:;:;:;:;:;:`ヾ―:;:;:;‐,《 例えば僕が一杯お金を稼いで、それでエイラとか、キリコとか
∨;:;:;:;:;:;へ\:;:;:;:;:;::;:;`ヽ:‐:‐ゝ
ゝ:;:;:;:;/:;:;:;:;ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,′ 皆を守るために自分一人だけ犠牲になって、死んで。
ゝ\:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;/
へ丿.;.;.;.;\:;:;:;:;:;:;: ;:`\;:;:;:〈 皆は助かって僕のお金を分配してお金持ち?
//\\.;.;.;.;.;.\:;:;:;:;:;:;:;:ゝ:;:;:;:;:/
||./::;:;\\.;.;.;.;.;.`弋:;:;:;:;《 ̄
.,,冫;:;:;\;:;:`ヽ\_:;:;|;;〃圦_ それだったら皆、泣いて喜んでくれるのかな?
_∠;:;:;:;:巛ゝ`ヽ;;;`へ;;:|;::||冫;;∧:;:;;丶
,〆;:;:;:;`;へ`ヽ,WW;:;:;:从;:;:;:;:`ゝ;:;:从廴W:;;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`||;:;:WW;:;:仆,;:;:;:;:∧ ̄。.・∨ゝ:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:|.|.|.|.|;:;八;:;:;:;:ゞ\ ∨:.;│
∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨;:;:;:升升:;:;:廾:;:;:;::ヘ ゝ√弋了
厂;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿|;:;:;:;:从从:;:;:仆;:;:;:;:;:;:;匕〆′:;::;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;升升;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;|
. |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;,′;:;:;:;:;:;从从;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃一生が考えた結末は実に幼稚で陳腐すぎる流れだ。むしろテンプレート
┃過ぎてなんもひねりが無い。
┃
┃しかし、一生の中では壮絶なエンドを乗り切って大円団。みんなハッピーな
┃様子がありありと浮かんでいるらしく、これはこれでいいのではと的外れな
┃事を考えていた。
┗
129 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 00:50:21 ID:7PvHPM1Q0
──────────────────────────────────────────────────
_ __ __ __
/⌒ヾぅ=ァ'"´ `´ `ヽ=く -= 、\
. ,' /´ 7´/ \ヽ , ',
l ,' / / / \ ', ', , l 『……明らかにそれは私的にバットエンドなのですが』
| , {. l / / ヽ. ヽ. } } i i |
| ! ヽ', { ,.イ i }、 }/イ j | 『残される人たちの事を考えない辺り旦那様らしいですね。』
ll i 「`'壬‐ハィ i屮-ゝイ l ! l|
ll i ヽ.`圷かヾリノfア少,',ノ i l l
| ii Λ  ̄ 、  ̄ ∧ ii ll
| ! //_ノ\ - /ヽ.', ii |
| jj/´ !{: :{ > - < }: :}l `\_ l |
| / ヾ::::\__}{__/::〃 {{ \j
/ \_ :::}{:::._/ ヾ.___,ハ
. / ヽ:!!://  ̄´ヽ
/ ,.' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ヽ
. 〈 ,' | | 〉
\/{ | | ', /
\ | バ カ ば っ か り | j,.イ
/__フ´ ̄ ヽ /´ ̄`ヾ__:ヽ
. {´::::{__,ノ ヽ.___ ノ::::`:}
´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|__________| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
──────────────────────────────────────────────────
, - 二__!i!i!!i!i!i_!i!i!i!i!i!i! \
/≠"´ ̄ ̄ ̄((::))、 !i!i!i!i! \
/ /  ̄' `ヾ.、!i!i!i!i!i .
/ } ヾi;!i!i!i!i!i! !
/ / }}. !i!,;r=}
! 〈 {:〉!i!i!i!i!i| えー? だったらそう思われないように悪役になるとか?
| } _,、人!i!i!i!i 』
| . │ i},≠"!} 自分だけ悪い人になって死ねば、皆は悲しまないよね。
. 〈 _,...,/!i!i!i! ;/
, } ___,ィz"´`´.!i!i!i!i./!
∨ 〈 _,.イ圭〃..;i}「!i!i!i!///| 自分だけ悪役になって世界を救う……うん、素敵かも!
ヾ } _,.イ圭〃.,/!i!i!i! /'////|
ヾ.';':,._,/;彡''''¨´._i" r'i //////,|、
ヽ.';':,!//////.i((::)) ' ,:/'//////∧
丶;:':l|.//////../ ,.::'/'////////,∧
ヽ;:';,!///∠' _,/,///////////´\
'ミ三三ニテ≦_`}}、////,_''" \
}////´ ̄{___"´ /´`.
///// i} /i! ;
/////_____,ィト≠=="}!. i! !
/´ ̄7 7ト==イ! || !| i|
/ / イ! {[ ]| i ! | | |
139 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 01:00:05 ID:7PvHPM1Q0
,...-.-‐‐---,,
/:;:;〃 `ヽ
/:;:;:;:;:;:《 \
〆:;:;:;:;:;:,\ ヽ,
|:;:;:;:;:;:;:;:;:;:∧. | 自分一人の犠牲だけど、悪役を演じてれば誰も悲しまないし
√∨⌒`ヽ:;:;/\ |
|:;:;∧:;:;〆丿:;:;:;:;`ヽ l 道理が通っていれば僕も満足だし……これは価値ある終わりなのかな?
ヘ:;ヽ‐‐匕:;:;:;:;:;:;:;:`ヾ―:;:;:;‐,《
∨;:;:;:;:;:;へ\:;:;:;:;:;::;:;`ヽ:‐:‐ゝ
ゝ:;:;:;:;/:;:;:;:;ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:,′ だとすれば僕もちょっとやってみたいかも……こう、ニンジャみたいに!
ゝ\:;:;:;:;:;:;:;:;:`ヽ\;:;:;:;:;:;:;:;/
へ丿.;.;.;.;\:;:;:;:;:;:;: ;:`\;:;:;:〈
//\\.;.;.;.;.;.\:;:;:;:;:;:;:;:ゝ:;:;:;:;:/
||./::;:;\\.;.;.;.;.;.`弋:;:;:;:;《 ̄
.,,冫;:;:;\;:;:`ヽ\_:;:;|;;〃圦_
_∠;:;:;:;:巛ゝ`ヽ;;;`へ;;:|;::||冫;;∧:;:;;丶
,〆;:;:;:;`;へ`ヽ,WW;:;:;:从;:;:;:;:`ゝ;:;:从廴W:;;ヽ
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:`||;:;:WW;:;:仆,;:;:;:;:∧ ̄。.・∨ゝ:i
/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;//;:;:|.|.|.|.|;:;八;:;:;:;:ゞ\ ∨:.;│
∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;∨;:;:;:升升:;:;:廾:;:;:;::ヘ ゝ√弋了
厂;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;丿|;:;:;:;:从从:;:;:仆;:;:;:;:;:;:;匕〆′:;::;:|
|;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;/;:;:;:;:;:;升升;:;:;:/;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;;:;:;:;|
. |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: ;,′;:;:;:;:;:;从从;:;:/:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:|
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃なんでラブロマンスの話がこうなってしまったのでしょうか?
┃
┃浪漫回路が盛り上がり一人白熱している一生を尻目に、その「もしも」の
┃終わりを予想してみるが……何故だろうか? その途中にエイラやクリス
┃などの女性に頭をひっぱたかれ連れていかれおじゃんな光景が思い浮かぶ。
┃
┗
145 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2013/12/26(木) 01:07:38 ID:7PvHPM1Q0
/ ̄>、
/ /ィ´ ̄ ̄` < __
/ ノイ ,ィ´:::ヽ _
,' ./ \ |:::Y ̄ ̄ `
! / / ハ ヽ:{ ヽ ',
八 乂〃 l /∧ マx ', ;
,′∨‐-ミ | 从 \ l |ヽ i ′
/ .,ィ .ヒヌ、ハ乂二_''‐ヽ |,' i i / まぁ、可能性はゼロとは言い切れませんが
ハ. ゝ _ゞ'ノ=( 戈炒x 〉、ノ′i i ,′
{ `=ム ′`ー ニ-‐'ノイ / ,' ,' ,′
ゝ=-ミ ゝ ャ_、 〃乂 ,' ,' ,′
∥ γ´ ̄` ヽ_ -=≦ .Y / / ,'
∥ .//:.:.:.:.:.:.>´_ノ ,ィ} / ,' .∥ エイヤー、そりゃー、わっしょい! >
∥ ,':./:./ ̄!‐イ´ ,.</! / / ∥
∥ ./,.:/:.:./ ,<::.:.:./:.:..∨/ / /.′
∥ γ,イ:./ ,ィ´`ヽ、::/::.:.:.:.:.:.∨/ / . ……あの様子ですと、しばらくは大丈夫ですね。′
∥ ,'::/::, ' ,ィ´:.:.:._」:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.___ム / ′
_∥_ノ:/,イ'"::><:.:.:.:.:.:.:.:.:/ ̄:.:.:.:.:.:.}′/ .′
__r-,」 ヽぅ'´ィ´:.くヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`Y / .,′
{ _ヽヽヽ_}〃:.:.:.:.:./\>:.:.:.:.:.!/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:| / ′
',__∥ゝ'′:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.| ,′
ヽ`7::/:.:.:.:.:.:/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.', ′
У/:.:.:.:.:.:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/ .λ:.:.:.:.:.:.:.:.:.} .,′
/:::/:.:.:.:.:.:.,':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/´ / ハ:.:.:.:.:.:.:.:.:∨
,':::,′:.:.:.:.:.|:.:.:.:.:.:.:.:._:{ / ∧:.:.:.:.:.:.:.:.:.
|::λ:.:.:.:.:.:.|:.:.γ´/:.:.:.:.≧=-.....__..〉:.:.:.:.:.:.:.:.',
|/:|:.:.:.:.:.:.:.|:.:.:.! 、l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.{:.:.:.:.:.:.:.:.:.:i
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. /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.', / 乂
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. /:.:./:./:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l|:.:.:.:.:.:.:.:.:.|リ
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃未来の話だ、これから一生の人生がどう転んでいくかは分からない。
┃
┃少なくても、彼の思うような結末には彼女が絶対にさせないだろう。
┃それこそ、全てを敵に回しても彼女は葉隠の幸せを最優先とする。
┃
┃可能だろうか? いや、出来る。少なくても、最悪の結果だけは回避してみせる。
┃
┃1人妄想に夢中になっている一生も自分がどうなるかなど知らないだろう。
┃
┗
今日はここまで……
146 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:08:50 ID:swBjPVuY0
乙ー
147 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:09:12 ID:JIkeO7gA0
乙でした。
148 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:09:43 ID:jB1SHeGg0
おつー
その締めだとまるでルリルリが主人助ける為に犠牲になる展開に見えるんですがねぇ…
149 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:09:59 ID:UZlAGtfU0
乙でした
150 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:10:00 ID:pshtjco20
乙
151 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:10:08 ID:v0WRS8LI0
乙でしたー
152 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:10:08 ID:C5u6.Lh20
乙でしたー
目的地にすら辿り着かんかったw まぁそうじゃないとルリの出番がないか……
153 名前:名無しのやる夫だお[sage] 投稿日:2013/12/26(木) 01:10:36 ID:PlcVA/CA0
乙でした。現場に突くかと思ったら人生観の話だけでおわっちゃったねw