6343 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:28:32 ID:3DLxSsIs0
_
´ ` , 、
/ / , / : . ヽ
/ / / / 、ヘ
/ ' / / / } ハ
′ / / / 小 } そこまでだ、中尉。
. / / _/{ |! //! ,
' / /弋ッミVli /__// 今は時間が惜しい、油を売ってる暇はないぞ
′ /l ′ レ ゞ'イ
. //l | 、/l |
, {/`l | . _ ,イ: l |
/ //圦 > . / !: | |
/ ′//三> ─ く:「: : | l: 从
/ ′/7'´ ':、 : | |: :ト \
/ // ;: .ヾ ノ: :| }:ヘ
/ //{ :ヽ V、. \j / ,ハ
. / /イヽ/7、´┴- . _Vハ ∨ / }
/ //!| \/ヽ=三三三三`lヘ. ∨ ノ
. / //{ !|  ̄ ヽ三三三=Ⅵ'∧ Vミ:_.、
/ /イr坏ー- .__ ∨三三三ハ/∧ ∨二ヽ
. / /. :| 圦{ }二三三ニ=∨三三三|三∧ ∨ニ,′
/ /. :/| | ∧´ ` ¬‐-=∨三三ニ!三 ∧ }=/
. / /. :/ i| |三,ヘ ∧三三ニ}辷=_ハ才__
/ /. :/ : i| |三ニ,ヘ. /=ハ三三=^>xγ´二}\
. / ,: /. :/l : : | |三三=ハ /三、ニ{三三三三三>x/ ヽ\
/ /: /. :/ :l : : | |三三'j ∧ヽ仁三,∨`_<三三三三 /r jン 、 ハ
./ /: /. :/ l : : | |三三ハ ∧三三三}三ニ=`_<_三/ 匕 之 Y、
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃集まった将兵の中でも一際目を引く長身の女性が指揮官だった。
┃すらりと長い太腿の下に視線を移すと、無骨なカールスラント製の戦闘歩行脚が
┃しっかりと嵌っている。それでもなお美人に見えるのだから凄い、としかいえない。
┃
┃現在、彼女の戦闘団にはセルベリア少佐とほか2人のウィッチが随伴している。
┃戦車大隊から引き抜いた戦車郡も含めれば、トリポリ郊外に迫ったネウロイの
┃背後を叩くには申し分ない戦力だろう。
┗
6351 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:36:04 ID:3DLxSsIs0
,. -、‐ … 、 - 、
/ , ヽ ヽ ヽ\
/ / ハ ', ∨ .
イ ∧l | l , ガリアの少佐殿だな?
/ i| l | l | |、 l l :.
. ′l| | |>ヒ,.ム=ァ Ⅵ : |:. l! ロンメル閣下から話は聞いた、今は詳しいことまで
{ l |-从j ' ゝ゚'’ | |::. |
<f リ | l |::: | 聞く時間はないが、とにかく使える駒が欲しい
l〈 | l |::: |!
. , _ | l:.|::: l li
:. `ニ’ | !:.|::: l l
, イ | :l:::l::: l
ゝ-<ヘ r≦! ハ::l::. l ‘
/ ハ ヤf三l 八从 | '
/ / ∧ }l}>ゝ、__> ─‐マ l '
/ / / オjニニソ´ Y:. .
/ / /∠才ー/ ,:. ,
/ /イ仁≠=f , :.
ムイ才=≠二圦 _ ;::. :.
. x<:/z三≠r三三∧、 ′ ‘, ::::. :,
/ニ/ニ三,:'三三三三∧、> .:, '::::.. ∧
. ,:仁z/ニニニ/三三三三三!ヘ \三> .. __ '777λ
{三ニ{=ニニ三{三三三三三リz∧ \三三三ニミl '// ハ
∨三∨=三圦ニニニニニ/ニニ∧ V 、三三ニ! |' / }
ヽ.三ヽニニ三ヾニ三三/ニニ=ハ ∨:\三ニ:辷j / /
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘.
,' __ __´_ ‘. 願ってもない台詞ですセルベリア少佐
,  ̄ ̄  ̄ ̄ ‘.
{ "' 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
|,//////∨ ヽ_ヽ.{ {ヽト j′∨ ヽ __
|//////У ヽヽ} } ヽ ィ、 ,ヘ | `fヽ ヽ
|,∧_/z</〉 _ lT = ‐'ー ´ | | l }
j_/_/> ´゙´ | l 二 | | / ,r'
 ̄ヽ ヽヽ.二 . ^└ `´
\ __ 、 }.} >´
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃自分のような不審者でも部隊に組み込む度胸のある少佐殿。とても同じ
┃階級だとは思えない貫禄がある。
┃
┃いや、ただ単に状況が許さないのだろうか?レイヴンは自分の価値を
┃天秤に乗せるべきか考えながら、彼女の計画をしっかりと聞きとどめておく。
┃
┗
6356 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:43:39 ID:3DLxSsIs0 [6/30]
_. . ........ . ._
,. : ´: : : : : : : : 、`: 、
, :´:,: : : : ,: :,: : : : : : \: \,. :⌒ヽ
/: : /: : : /: /: :/: :,: : : : : 、: :ヽ,.====r、
.': : :': : : /: / : /: /: :l: : }: l:ト,: : ト、__ノ、` ̄`
, : : |: : : |: :|: :/: /: :/: :/: :}:| マ: | 、、: : : :\ ネウロイは現在、ロンメル閣下率いる前線部隊と
.: :.:.:|: : : |: :|:/: /:_:/:,.イ : /:, |: }_ノ \: : : : :、 交戦中。地雷原に脚をとられて完全に機動力を
' : /|: : : |: :|: :/}/}/、|: /:/ -、}/-- 、 \: : : :\ 殺いだ上に、味方の高射砲中隊の援護で
,: :/: {: : : |: :Ⅳィrtォ、 }/:イ,.ィォ /:、 「⌒Y、 \: : : : . 足止めに成功しています。
,: /: :∧: : l从:{ ヒノソ ヒソ ,::|: :、}--|: } 、 : . . .
{/ / :∧: :Ⅵリ 、 .: :|、: :\ !: | } |
/ / / } ', ´ , : / ,\: :\j , l|
/ / / /:. ∧:.. ´ ̄ / : {Y : : }ヽ、 \ / '
/ / / 、 :. > _,..::  ̄\乂: '  ̄Y}\\ /
/ /  ̄_\ ヽ ', {、 /-、{__/´ ̄`:. `\'
/ / _,.ィ:.:.:.:.:.:/\ } | Ⅵ ,イ\:::::/: : : : : : : :\ /
,: //:.{:.:.:_,...イ:::::::{( | |\_}/::r=ミ::::∧: : : : : : :_: : :〉、
/ /⌒\::\::::::r、::::ノ| |:::>十}、\ノ:::::::} : / ̄ ∨/ ∧
/ /:::::::::::::::::\::\::ー'/! !'/x| \\\x、::∨_ム ∨//}
, {::::::::::::::::::::::::}:::/`¨ ::: | |,'Xl| ヽノ、 `ヽヽ、:.、:. ∨/|
, /::::::::::::::::::::::::|/::::::::: _/| |<l| } } :. マム::::::. ∨'
. / /:::::::::::::::::::::::::イ::::::::::: |:: | |>l| | | } }X}::::::. 、
/ /:::::::::、:::::::::::::::::{::::::::::::::{:: | |<l| | | , |X|:::::/: ヽ
. / {:::::::::::::\::::::::::::|::::::::::::: 、::l l从>{ , ; / jX{:::/ { }
/ _|::::::::::::::::::\:: 八::::::::::::::::/イ::::|<| { { , /XY::{\ \ |
∧//////ー---- }::::::::::::::::::::::::マxム | | {XX{::::\ 、` .ノ
Ⅵ\//////////∧:::::::::::::::::::::::}>}__| |_ ∧XX、:::::::\ `¨¨´
6358 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:48:21 ID:3DLxSsIs0 [7/30]
_
´ ` , 、
/ / , / : . ヽ
/ / / / 、ヘ
/ ' / / / } ハ
′ / / / 小 } 我々は背後から叩く。戦火拡張は無しだ
. / / _/{ |! //! ,
' / /弋ッミVli /__// 今はトリポリから追い払うことだけ考えて動け。
′ /l ′ レ ゞ'イ
. //l | 、/l | 以上だ。
, {/`l | . _ ,イ: l |
/ //圦 > . / !: | |
/ ′//三> ─ く:「: : | l: 从
/ ′/7'´ ':、 : | |: :ト \
/ // ;: .ヾ ノ: :| }:ヘ
/ //{ :ヽ V、. \j / ,ハ
. / /イヽ/7、´┴- . _Vハ ∨ / }
/ //!| \/ヽ=三三三三`lヘ. ∨ ノ
. / //{ !|  ̄ ヽ三三三=Ⅵ'∧ Vミ:_.、
/ /イr坏ー- .__ ∨三三三ハ/∧ ∨二ヽ
. / /. :| 圦{ }二三三ニ=∨三三三|三∧ ∨ニ,′
/ /. :/| | ∧´ ` ¬‐-=∨三三ニ!三 ∧ }=/
. / /. :/ i| |三,ヘ ∧三三ニ}辷=_ハ才__
/ /. :/ : i| |三ニ,ヘ. /=ハ三三=^>xγ´二}\
. / ,: /. :/l : : | |三三=ハ /三、ニ{三三三三三>x/ ヽ\
/ /: /. :/ :l : : | |三三'j ∧ヽ仁三,∨`_<三三三三 /r jン 、 ハ
./ /: /. :/ l : : | |三三ハ ∧三三三}三ニ=`_<_三/ 匕 之 Y、
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃野太い男たちの返事が響く。指示を聞いた戦車隊の将兵らはすぐに
┃自分たちの戦車へと乗り込んでいく。
┃
┃なるほど、深追いはせずに今はネウロイを退却させればいいのか。
┃
┃北のほうでもブリタニア王国陸軍が頑張っているらしいので、追撃している
┃余裕はないのだろう。
┗
6360 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:53:18 ID:3DLxSsIs0 [8/30]
_ ---;,- 、
r'" r''"´才キ-ミヾ 、
// / //i ト、ヽヽヽ',
/ /// /ノ } }ト、 ヽ ヽ}
/ // / /|. j i ト、 ヽ i 少佐殿には、左端に陣取ってもらうが……
/ ,if / / | j .l | ヽ, ヽ |
/ r川リ / i、 | !i j,l_,,-ヽ i i
/ ! 'j リメ{リrォ゙| liレ'゙ィrォァ,}》V
/ /ハi i| `'¨´ ゞゞ `¨´ ハ,' |
// { i l 人 ノ|l |. 了解です >
/// 》,'' i,.' ト、 ゙´ ,イ!}}l |
ノノ / ./ l ll r、_\ ̄ ̄,.イi }人',l i
// / .l ll iヘヘヘ¨、-r'=| | { ヽミ',', i
/, '´//テ|l | _|_/_/_/ //《{ j ト、 ヘ_',ll ii
三彡゙,イ//_r'__,|l lN'、:::::`¨゙r'==、'ト-、!ノ\' ,ll ii
彡彡彡'"r''" |l | 7゙`ー、::|ト、00i、/ヘ ̄¨ー',', iト、、
彡¨ミミ/ __ |l lj.j:::::::::::::l゙¨ヘヘヘヘ ヘ::::::', ' , ' ,ヘ
_,,.-'"‐'":::::::::::i |l j.j:::::::::::;;::l;;;'''ヘヘ_ヘヘ,,..\'., ' , ', ヘ、
7::::::::::::::::::::::::::::::| ノ,' {ノ::::::::::四==-ヘ,◎ヘ-==≧、_,.-''::, ',,ヘ,
::::::::::::::::::::::::::::::::》j j jf::::‐'"=T ̄ ̄\ヘ:::::',∨'":::::::::::ヽ、::::、'.,ヘ,
:::::::::::::::::::::::;:-、∨/ }:::,.'´::::::::{:::::::::::::::::ヘヘ:::ヘヘ:::::::::::::::::::`ヽ;:i ',',ヘ
::::::::::::::::::///ノ,ノ:::::::::::::::::{:::::::::::::::::::ヘヘ◎',ヘ::::::::::::::::::::::: }',', ',,ヘ
::::::::::::///// i:::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::::} }::::::} }:::::::::::::::::::::::j::ヘ', ',ヘ
::::::////イ( |:::::::::::::::::::::',:::::::::::::::::::::} }:::::} }::::::::::::::::::::::/::::::i', ',ハ
/ , ',. '////人、!_:::::::::::::::::::::',::::::::::::::::::::} }:::::} }:::::::::::::::::/:::::::::| i l!ハ
///////// i ゝ ¨゙ー、:::::::::::',:::::::::::::::://⌒//:::::::::::/ヘ::::::::::::| l l!ハ
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃一番重要ではない場所だが、問題はないだろう。来てすぐに手柄を経てよう
┃なんて思ってないし、今回はどのように戦闘が行われているのか様子を見よう。
┃
┃背後から奇妙なものを見るような視線を受けながら右翼の部隊がいる場所まで
┃移動する。
┃
┗
6361 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 01:59:00 ID:3DLxSsIs0 [9/30]
-―-
i::::::::::::::::::::::ヽ
|::::::::::::::::::::::::::i
j、_::::::::::::::::::::::| この機関銃借りるぞ >
≦二ヽ \::::::::::::::i
/三二≡=ー \::::::/
ゝ--― ´  ̄ミメ あっ、はい
γ´// i i ヽ
,' // :i i |
/ // i i | r‐-----、
./ミ7 メ、マ 弋、 ヽ |ー´i三三}k/)==ft
i //}ko。 マヾx i ゝ-oミ三三}j㌢ノ  ̄
j // }ko。 | ノノ ヽ i㌢i!i!|´
i´// }ko。 | j i!i!i!|
|i!/ `i / ∧i!/
:i! \ ./
| ノ \ .。o
| j ヽ ___rfノ
γ´ `ヾ三三|}k o ヽ
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃道中、武器が拳銃と軍刀しかないことに気づいた彼は、装甲輸送車の
┃副武装である汎用機関銃を一丁拝借していくことにした。
┃
┃どうせネウロイ相手に機関銃は撃たないだろう。ちゃんと予備の弾薬箱も
┃全部拝借し、背中にかける。留め金を強引にねじ切ると、兵士たちは狐に
┃化かされたような顔をしていた。
┗
6362 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 02:00:25 ID:Paf8dYv20
ぐぬぬ、限界なんで俺は落ちるが皆頼んだぞ
というか折角なんで書くけど、初期ウィッチ2人だからって理由もあって少佐スタートになったのに
あとから本人ボーナススキル+モブ下士官+ウィッチ一人ね、とか言われたらそりゃ不満は出ようさ
バランス取りって意味ではアリだがウィッチの人数目当てで階級選んだ人涙目やん?
6363 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:02:57 ID:3DLxSsIs0 [10/30]
あ、そうか。少佐のボーナス忘れてた……それなら二人で問題ないか
6364 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 02:07:05 ID:IIV072M.0 [6/13]
一番大事な所なのにw
だからバランスうんぬん言ってたのか
6365 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:07:39 ID:3DLxSsIs0 [11/30]
, - ¨ ̄ ̄¨¨  ̄ヽ、_
, ´¨ , イニ =- - --- - ヽ __
_, ≦ イ _ニニ ニニ==--- \´ > 、
__, <¨¨: : : : : : : : / , イ ¨,  ̄ ¨ヽ : : :  ̄ ¨> ヽ> 、 > 、
爪,',',',',',',','/,','/ / / : / \: : : : : : : : : : ̄ ¨j  ̄ ニニ ¨ ´`ヽ, ' ヽー --- 、
´ ` ー──────── -{¨ ̄ ̄ ̄ ̄ ´  ̄ ̄  ̄ ̄  ̄ ̄ ` < 二二ニニニイ
, ´ _,, -‐''""''‐- ,,_ ` < `  ̄ ̄_,, -‐''""''‐- ,,_
¨  ̄ ` <ニニニ ==== -イア _,, -‐''""''‐- ,,_
_,, -‐''""''‐- ,,_ ´ ` <三三三三三三≧ 、
_,, -‐''""''‐- ,,_. ! ` <三三三三三三≧ 、 _,, -‐''""''‐- ,,_
` ≦ヽ... _,, -‐''""''‐- ,,_. ¨  ̄ ̄ ̄>三三}. _,, -‐''" "''‐
` '''≧ 、. _,, -‐''""''‐- ,,_....., < ¨`¨  ̄ ´
_,, -‐''""''‐- ,,_ ノノ { _,, -‐''""''‐- ,,_
_,, -‐''" "''‐ , ´ ____ 入 _,, -‐''""''‐- ,,_
, ≦:::´ ¨  ̄ _, <¨¨: : : > ´ _,, -‐''""''‐- ,,_
{:::::::::{_ __ , 一 ´ : : : : : ` <... _,, -‐''" "''‐_,, -‐''""''‐- ,,_
______ 「::::::::::::::¨>ー ´: : : : : : : : : : : : : : : : : : 冫´ _,, -‐''"
_ > ´ ¨::::::::.': : : : 7::::::::::::::::::,: : : : : : : : : : .!、 : : : : : : : : : ´ ¨
> ´::::::::::::::::::::::::::::.': : : : : ∨:::::::::::::::, : : : : : : : : : :.!:l : : : : > ´、
´::::::::::::::::::::::::::::::::::::.': : : : : : : ∨:::::::::::::, .: : : : : : : : : | : : : ´::::::::::::::: ̄ ̄ ̄  ̄ て
::::::::::::::::::::::::::::::::::::,': : : : : : : : : ∨:::::::::::::::}: : : : : : : : : /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄ > 、
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃中央の戦車の一団が前進する。楔形を維持するために、左右の部隊は
┃一歩送れて前進を再開した。そういえば、こんな大勢と戦争するのは
┃初めてだなと場違いなことを思いつつ、彼は戦車たちが作り出す隊列の
┃一番先頭を進んでいた。
┃
┃照りつくような日差しと砂丘が延々と続く。その景色はどこか幻想的で
┃背後で砂塵を巻き上げている戦車と、トリポリの方角から響く戦争音楽が
┃なければアラビアンナイトを連想させるかもしれない。
┗
6366 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 02:08:17 ID:CvpAApzo0
後所属ガリアかダキアか統一してくれ
6369 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:11:38 ID:3DLxSsIs0 [12/30]
>>6366 ダキア。寝起きで頭が働いてなかった。ごめんね
6371 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:13:33 ID:3DLxSsIs0 [13/30]
__
,;: '´/\
_/´y=-、v, _ i、
,、 ..> - i_゚ 人,,ノ、)>
_ __ ,, | \ ,_ .(| : :i .| i .| i .)
/ _ - | ゝ^=-ヽヽ__ー-- 、/
~~ /--´○: : : |ヽ-i\ - - i、
,,γ~ | : : : : : : : _,/ ,, ,,`~ヽ、_>--、___
// >: : ○ /;; ;;| i E==i \::|\/
ノ >--、_| ;; ;; ノ :: : /二二 (ヘ|: : i、 /
,,/ /´ ̄ヽ ヽ i--、_i_==-< ; ; ; ; i , |`|: : < ,/ ノ
- /: : : : : :ヽ/ 》 \ ___> -- -、} :: :: 《 ,,/ ´
,i : : : : : : : > \_ _ - _[ _ _ i ) : : / ,/ _,,~ ´
,i : : : : : : : i ヘ、 ,,r  ̄ i : : : :く_,,~ - ´ /
i,, : : : : : : :| ,,ヘ> 、 Yヽ -+: : : :i _ - ^´
i,, : : : : : :,,> / 、 i、\ ,i、 i :_ : : \ ̄
i,, : : : : : i /,,--, | .\ヘ : : :ゝ、 : : : Y
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃さてさて。迂回し、背後からの奇襲というロンメル閣下の思惑通りに事が
┃進むならば戦闘自体は酷く単調なもので済むはずだが……
┃
┃暫く進むと、遠くに黒いゴマ粒のような影が見えてきた。さらに遠くでは
┃閃光が不規則に瞬き、爆音とともに地面に砲弾孔を作っていた。
┃
┗
6372 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:20:11 ID:3DLxSsIs0 [14/30]
「| /7
| | .//
f .| r〈/
トく__f /
/ / /\
r=ァニ二 ̄`ヽ─、_r=x‐<ヽ─<`ヽ¨ lll/>"
/二/7二`ヽ マニlヽ r─〇', 〇} 〇 f r‐ 、/
ィ >r .ー' ‐ 、 `ヽ\ ゞ' .〉三0.∧ ハ__ .人三O
r</f(ー=イr≦ヽ─ 、>─く | | |_ノ 〉`ヽ.
Oイ/ Oイ≦マ三0 >fヽ‐、|ニイ\l、`ヽ ̄ヽ}
/ Oイ‐イ lニ/ ゚ rヽ| }\ `ヽ|  ̄
./ ノ| |:l=ニ=‐.l/、|ヽ}
_|、___ イ.ノ ./::lニ', o ゝイ>
( {ー=一r) / / ゝ<二7
¨\r=ァイヒ> ´
 ̄
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ロンメル閣下たちは上手く凌いでいるらしい。高射砲の水平射撃、その
┃集中砲火は早いペースでネウロイたちを行動不能にしていく。
┃
┃戦車猟兵らによる肉薄攻撃も少なからず成果を挙げているのか、各地では
┃各坐したネウロイが無防備にも此方に背中を見せながら立ち往生していた。
┃
┗
6373 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:26:06 ID:3DLxSsIs0
_,、__
,ィ´:. ̄:.:.`,ヽ、 ,ィ
i\ /,.-i.:.,;= 、.:.:{ {:.、!、//
ヽ:.:.Y!i ‘=ソ.ゝ=':.:.:ヾ='ヽ:.:./
Y:.Y´..:.:{!:._:.:i}.:.:.:.:.:Y:}´
ヽ:ゝ/フ〈-<ニ二ヽ'/__ __
r、 r-r'⌒,.r‐〉' | //、!ヽ、-‐Y_:.):-.:.`ヽ':.:.:.:./
!:.:.:>‐/-、!'⌒:.:/ /ヽ-! ヽ \:|:.:.:.:.:.:.:.,:':.-:ヽ/
ヽ/:.:.:ゝ-':.:.:/ ,.' ,':.:} :.! }:!(二):.:.:.:.:.:.!.{
,':.(二)_:/ / i:.:,' :! |:{ヽ:.:r-、:.:_.:.':.:ヽ
, -――- 、 /:!´:_:.:/ / i/ ,' i:ヽ,!.:ゝ _):.-:.:.:.:.{
` ー- '― ´ / , ' / !.:.:{:.、:.:.:.:.:_::.:_:_.:ヽ
-― - ´ / / i.:.:.∨ヽ:{ __):-:.-:..ヽ
_ ` ー ' / ,:' !:.::..ヽ:.ヽ:.:.:r=、:.:.:.:.:_}
' `ヽ、 / |:.:.:/ゝ!:.| {_i}:.:.Y:ヽ
ヽ、 _ ,イ! , !-' ‘-r_`:-<:./ ソ
` ―- ´ ソ / /-{ ヽ`ヽ_,'-'
/ / /:.:.:.:!  ̄
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃部隊は勢いよく前進を続け、彼我の距離が五〇〇を切った辺りで停止し
┃各車両が砲撃を開始した。かなり近い距離だが、どうやら砲の貫通力の
┃問題で近づかないと効果がないとか。
┃
┃レイヴンは腰のあたりで機関銃を構えると、すばやく狙いをつけて――
┃
┃下2 1.各坐したネウロイを攻撃する
┃ 2.動いているネウロイを攻撃する
┃
┗
6375 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 02:27:13 ID:FU/SUcVs0
2
6376 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:34:13 ID:3DLxSsIs0
/i
∧∧∧ /..i
lァ'../-ニニト、__ィヘ/. ,'
i', /// __ {⌒V ,'
ト| ', Y⌒ヾY /⌒ヽxzムイ、
l゚Y',. ',乂_ノノ.∧ゝ-ム ハ }
',ゝ、_〉〉,--イ ', ___',__/、
くニ‐--z‐x__,,,,,--、. r、`{ゝ‐マ、_==>''_zzzz‐-、}
 ̄¨゙マニニニ二二==ニx. ', >、_. >、___/ム¨\ノ /--、_,,,,,、___. /
. く<ニニニニ彡ニニノ / >- =〉'⌒\‐‐'⌒(`ヽィ" <_ノ / ̄)ヘ\_ _/
. ┌くヽ{¨ヾト、____/ ',. { ○="\ァ-ヘ 乂 \、 `ヽ⌒)`/ /_(_ノ/ __ァ..-''"
く\_./⌒ゞ" . )| ', ',.〉/{.{ム、 {' 〉、_/\ ヘ彳-.〈 _,-‐''"
く爻〈.O___Yc:|__',____/ />‐マ /_ |ァ''''Y|トヽ
¨''∨ゞ、/o.ト、斗__/ lY>" /.....)乂__ノ|| { ><___. ,,,,,ィ
^ヘ ゝイ(ヾYム { >' _,イ||ゞイ ', __ ', \ __ >''ニニァ‐≧ノ/ |ュ. ̄
ヽ____マゞソ{__/ / /ノ,' ',V‐‐、..Y ヽ ', ゝ===ヘ マ.イ. //ソ({ {´ヽ
 ̄ / //', ,-、 乂_丿',ゝイ. ', / ̄`ゝ<`>、=彳 ム 乂
/ {イゝ__,Y‐、゙ヽ ヽ. ヘァ-、.',、{{i(.○)i} 〉`ヽ' } r‐、. 乂__
,'. | ',{乂j. Y ∨`ヽ、_丿 乂二=ソノ/∧| ゝ、. ゝ-イ〉 /
,'. {. 卞=彳 }}ゝイ \ `ゝ、___// くゝ、____゙<____ノ
|. ', `㌔リ=、>-ム/ ㍉ ヽ、 〉`ヽ≦ィ"_
/. ',. ヽ . Y. ',',. } }、 /`ヽ、 ゝ┬く
',. _', \ノハヾ ',', } } {ヘァ‐、 ゝァ
ヽ \ ',〈〈 }} ノ,'. | . }=}}ム `
| 〉 ァ"⌒Y、 // γ⌒ヽ__{_ノゝイ,
| マ. 从_.ノ.ノ >>- ん.ノ...ノ ̄¨''‐、イ_
! ヽ. >''''"ゞ-イ //. ゝ=彳 イ'"/⌒ヽ、
i \. //../{i. {{ // // /イ' ム ヽノ
,' \/_ { ', >ト、{{__>''"イ // { ',<"─--
\ ¨¨''‐=、 ||. // /. ム ',Y゙>ト、
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃戦闘力が残っているネウロイを集中して狙っていく。各坐したのは戦車の
┃集中砲火でも対処しきれるので、味方に被害を及ぼしかねないのを狙うのは
┃ある意味正解だろう。
┃
┃銃身を握りこむように保持し、一連射。徹甲弾の嵐がネウロイの身体を
┃容赦なく貫通し、白い塵へと変えていく。
┃
┃撃破する数は少なくなるが、味方への被害を考えれば悪くない。
┗
6383 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:42:28 ID:3DLxSsIs0
__
/\ \
_ く #:. \:___〉
/:.∧ \_∠_/
〈_/ .:〉 。
\_/
《〉 /\
。 | ̄\〉
\〉 �供�:. ∥ L_/
 ̄\| 、从_/ ゚
∥:.⌒ .:⌒)、/ o
|! .:|! .:⌒)∥ rく ̄〉 __
∧ l!l .:∥从 : 从_ L/ /: : :.,/ ̄\
〈 i!l| .:,|l⌒:.、_从 ::⌒)、 / ̄ ̄\ .:: :〉
..:┴: l!l| .:⌒≫―(⌒:. ,;:从 くミ:; ::: :.,>./
`´゙゙´゙゙゙゙''` ゙'' `´゙゙´゙゙゙゙''` ゙'' `´゙゙´゙゙゙゙''` `´゙゙´゙゙゙゙''` ゙'' `´゙゙´゙゙゙゙''` \__∠/'
。
《〉
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃背後の戦闘に気づいた事により、前線で粘り強く抗戦を続けていた部隊も
┃逆襲に打って出たようだ。砲撃が阻止砲撃から集中砲撃へと切り替わり
┃温存していた予備戦力総てを投入する。
┃
┃前後からの砲撃により、敵は浮き足立っている。
┃
┗
6384 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:49:47 ID:3DLxSsIs0 [18/30]
//||///|/////|///| _\:::::::>. ---l |:::::::::::}
.イ{|///|/////|///| | メ /:::::::::::::::|{|:::::::::::|:\
. /||///≧ュ。 /|///{ , ―=ミ|/::::::::::::::::_}::ヽ::::::ノ:::::::\
//||////| ̄ ̄|≧<ヽ /..《二》/::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
//||////|__|///≧ュ。_ }........./::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.
///}{><//////////l/≧ |∧ィ::::::/:::::::::::/::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::} /} うぉぉおおおっ!
/ }{ 〕///><|//,ィ≦ |=∧/:::::::::::/:::::::::::::::::ィ::::::::::::::::::::::}:::::::::| メ./
{__// ̄ ̄}>―<//ニ=从八=イ::::::::::/:::::::/::::/ /::::::::::::::::::::::!::::::: |フ/
 ̄ V__.{ _ イ二ニニニヽ/:::::/:::::: ∠__,,彡' /:::::/::::/::/::::,::::::::: }/
_V―‐十≦ニニニニニニ 彡::::::::, :::: .イ{. ん心 /:::::/::::/_/::::ィ:::::::::::ハ
}= }、ニ.人ニニニニニ=- r'' /:::::/:::/:ヽ| `¨´ .》:::::彡ィんらヾ::::::::// 向こうもやってるなー >
{し'}  ̄{二ヽr-― ¨ .|___| {:/:/:::::{<二:. -=彡(´ `¨´イ:::::::/´
にィ)_{__ノ'' ̄ ヽ_(_===从:{ハ::{_/ 圦 { -=彡::::イ.ヽ
. ゞ| {......../......./77....../................ヾ.//{⌒ヽ....::.. /^ ー .彳::/=}.........>.、
《| |...... {...{../ /./...../........../-=彡'... |===/=.ヽ.乂_ノ /イ=彡'.........( .ハ
《{ {.......乂..ゝ.{_{... /........../___,,ノ___,,ノ==//==/ニゝ -=≦イ}....}............................. }__r、
ゞ-Y^ ̄Y辷.>イ__{―‐ュ...... Vニ={ {=={ニニ/ニ/ Y....(○)...................|ニニ}
l--- | \....\______ハ....V=.{ {==|=≦==≦==イ{..........................(○|ニニ }
}--- { - ゞ===彡 ...V=ゝ 、ゝ=≦rr--≦-《\> ...................人ニ=/
. }----{ /....V..{...\.}..)/ \\\人ヽ............ヾ \ニ=≧≦ニ=/
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃威勢のいい声が通信機からひっきりなしに聞こえてくる。戦果の大部分は
┃彼女たちカールスラントの魔女が持っていったようだ。
┃
┃三機で連携しながら迅速に敵を潰していく姿は見事の一言だ。
┃
┃下2 1.敵を追撃して殲滅にかかる。
┃ 2.殲滅は任せて、負傷者の回収
┃
┃
┗
6386 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 02:50:33 ID:IIV072M.0
2
6390 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 02:57:01 ID:3DLxSsIs0
___
, ´ \
/ ヽ
./ -- ..,_ _‘. こりゃ完全に決着ついたな
,' _ __´_ ‘.
, t''tzj´  ̄ ̄ ‘.
{ "'`¨¨´ 、、 }
ヽ ゝ-‐ ー- ' '
\ 、 <_
>,7/1 _ ,r' `'rv////
〈/////」 V / l///\
__//////ン 〈,r' _〉Y// ト、
{//\`¨7 o⌒f \,r'´ 、ゝ///|.:.ヽ
j,////`7'__`] !_ ! Y´ ` \,r':、<
|,//////∨ ヽ_ヽ.{ {ヽト j′∨ ヽ __
|//////У ヽヽ} } ヽ ィ、 ,ヘ | `fヽ ヽ
|,∧_/z</〉 _ lT = ‐'ー ´ | | l }
j_/_/> ´゙´ | l 二 | | / ,r'
 ̄ヽ ヽヽ.二 . ^└ `´
\ __ 、 }.} >´
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃ネウロイの屍骸に登り、戦場を見回す。無線からの報告からでも判断できる
┃ように、主導権を取り返したようだ。機動力のある装甲部隊が残存部隊に
┃追撃をかけている。
┃
┃まだ五、六機ほどしか潰してないが、しゃしゃり出ても仕方ない。
┃
┃負傷者した兵士や、戦車が損傷し落伍した部隊を回収するべく戦場を見て
┃まわることにした。
┗
6391 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:04:48 ID:3DLxSsIs0
: : : : : : : : : : : / / ヽ | | |: :
: : : : : : : :.:.:/ /| \ _ | | |: :
: : : : : :.:.:/ /: :/ 」  ̄7 | |: :
: : : : .:∠___ /: : : :| _,.-‐ミ |: : :.〔 / |: : ん……しょっと
: :. :∠____ ` 、 /.:.: : : : :レ.二二7 ヾ: : : :`ヽ.___ ゝ、 」: :
: :∠三三三二二≧o。 У: : : : : : : : : : : : : //// \ : : : : : : : : : : : { |: :
: :|三三三三三三三三≧o_: : __: :_: :_///ム-―┴‐≒-ミ __ / | _
: :ヽ三三三三三㌢ ̄/ 「`ヾ´ /  ̄ \ ヽ /
: : : :`寸三三㌢ / | l / |
: : : : : : : :.:/ | ヽ ( ノ
:.:.: : : : : :/ 」_ | `r―-----イ
: : : : : :.:/ _∠ミ `ヽ. | | |
_: : : : | ,.<三刈 Y '´ ̄ ̄` <____ | ,′
` ー=、 ∧_lL _,.イ ` < | /  ̄ ̄
\ ////∧⌒´: : : :.:\ _,く 」
_ -‐  ̄ ̄二ミ'////∧ : : : : : : : : \ ___ ___/ \ ヾ
/´ ̄ _У>―…‐- ミ: : : : : : : : : : : : :  ̄ ̄ / | ――
´ \: : : : : : : : : : : : : : : : \ /: : : : : :
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \
/ \
/ \ ふーぅ……こんなもんか?
/ \
/ \
l l
| |
l l
\ /
\ /
,ィl\ ; ィ
,....:::::'´:::;:::;  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:::::::::;::`':::::....,
/::::::::::::::::::ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃追撃部隊から離れ、砂漠に転がるカールスラント軍の兵士たちと協力して
┃負傷者と戦死者を回収していく。どんなに有利な戦闘でも、被害というのは
┃必ず出るものだな、と彼はしみじみ思いながら最後の死体を装甲車に積み上げた。
┃
┃この後、兵士の照会が行われ、遺品だけはノイエへと運ばれる手筈となっているらしい。
┃現場で協力してくれた兵士の1人がそう教えてくれた。死体は近くにある集団墓地でまとめて
┃埋葬されるとか。
┗
6394 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:13:54 ID:3DLxSsIs0
_ _
γ´-─- ヽ
,レ', -─‐-、|
〈, イ(//)( 7) またトリポリの中の軍属の病院が酷いことになりますよ
K>.;:",;:;:;:.::}-┐
ヾ;:;;:;;(固);!‐-′ ブリタニア軍とかロマーニャ軍でいっぱいいっぱいなのに……
,ィ⌒Yニニヽ__ヽ7r‐- 、
/_ノ;.:;.:;:L.:.:.::::::.:.,,/:.:::.:;.:.!
/.:ノ;:;;;;;;:;:;;;:;:;::::::::;:;:;:;:;;;:;:;;:ト、
/ .:.:i」;:;;;;;;:;:;:;;:;:;:.:;:;:;::;::::;:;::;:;:/:::.゙,
/ .:.:::リ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;:;;;;;;;;:;:;:;;:/:::::.:.|
,/ .:.:.::::1;:;:;;;;;;;;;;;;:;:;;;;;;;;;;;;:;;_」_:::::.:.:.:.|
i .:.:.::::::::!;:;;;;;;;;:;rー「ニ二n圭8::::::::.:.!
|.:.:.::::::::人;;;;;;;:;仁抂i^i^i;;!イ::;7::::.:.:/
!.:.::::::::l /::./´ ̄`つ;:」JJノ;/:::::.:./
ヽ.::::::」:::::入 _`ミ7:|`i |;;;;;;:;:;;:ノ
``7::::::.:.:.::.::.:. ..|_」」.:.:.::「
/::::::.:.:.:.:.:.:.:ノi:.. .:.:.:.:::::i
, ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ` 、
, ‐、_,-、. / \
r.イ . ト.、.,.:′ ヽ 安全な場所に運んでやれないのか、軍医殿?
ヽ / / 、 , 、 ',
} ノ ,′  ̄ ̄ ̄ ` ̄ ̄ ̄ .i
.,′ ,′ .l 弋● ̄ ノ 弋● ̄ フ | こんな調子じゃ、船が幾らあっても足りませんよ。 >
/ .;' :|. ヽ― ' ヽー―′ .!
,' i .l , , .,′
.i | _..,∧ ゝ-r‐^ー‐r‐' __./ 〉
,イ .}ト,Y.:.:.:丶 └―‐┘ /.:::/ ̄ `ヽ
./| .: ||::}:l::::::::::::::}≧. _____ /.:::/ { ',
〈 l:: 〉l|:|:::::::::::.\::::.\ /.:::/_.:::∧_ ,!
}、 ノ: /::リj'::::::::::::::::..\::::.ヽ.__.;:〉-イ´ / イ:.. イ=ヘ
リ∧ .イ/:/.::::::::::;::::::::::::::r>ミ三三'/\ \/ヽ.` ー=彡ヘ_〉
|}l八_,.イノ.::,.:.;.:.:_;/.::::::r=彡'::::::}互{'./. \/ 〈_ミ三ニ彡ヘ_〉
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃師団所属の衛生中隊がやってくると、愚痴のようなのをぶつぶつと漏らしている。
┃軍医いわく、トリポリの中にある病院は既に負傷者で満杯で、廊下にまで血まみれの
┃兵士が出ているらしい。医療品だけが足りてるのが唯一の救いだと。
┃
┃負傷者を満載した輸送車がトリポリへと向けて出発するのを見送ると
┃入れ替わるようにカールスラントのウィッチが声をかけてきた。
┗
6397 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:19:26 ID:3DLxSsIs0
/ : : : : : : : l: : : : : : : : : : `:,.ィ: ¨:⌒ヽ
,:' : : : : : /:/: : }-- 、: : : : : : ://イ: : : : : : :.-、
/: :/: :/: /:/: : / \ : : : //: :{ : : : : : : ト、\
.': : ': : {: ' : |:|: :' 、: :〈〈: : :|: : : : : : :{ 〉/〉
|: : |: |:l|:l| : |:|: :!,. ---- ヽ: \、_{: : : :. : : ∨ イ ダキアの少佐殿ですね
{: : |: |十| : |:l: :| ィrtォ、 〉:,-、: |: : : |: : : :{/〈
乂:}从,ィ芯从_」 ._刈ノ /:/,イ ハ|: : : |: : : :∨ム
|: : :.弋リ `¨ l:/ } / ノ|: : : |: : : : :}マム
|: :∧ / |{ / イ: : | :. マム
}イ叭 、 リ¨´: : : :| | :. マム
|:人 ー ' イ|: : : |: : | | | \〉
| | ヽ ...:: ∧ ̄ ̄/ l| | :.
| | >-< / /} {_,l| | :.
| / / | /,:' イ /---、:. ̄:.ー-:.、 、
/ \\{ /|// イ¨´:::/TTヽ::::::: ̄`ヽ:.:}、 :.
_/,' /:::、 〈 / イ:::::::::::::::{{イ^, //:::::::://:::::::::::::ヽ 、
∧:::/ /::::::\∨イ::::::::_:::::乂/,イ:::::::://::::::::::::::::::::. \
{:::|:/ /_ノ:::/-十_/-、::::::::::、>===---'_/::::::::::::::::::_::::} 、
/::::/ ,イ--/三三{/、X\::::::\:::::::::: ̄:::::::::::,:::::::´::::::/\ \
{:::/イX / /()/ l\X\::::::::::、:::::::::::::::::::::::::::::::////\/} :.
//X/ / / ,' ∧XX、::::::::::Y:::::::::::::::::::::///////∧| }
,.:::::/X/ ,' / / { マXム:::::::::}::::::::::::::::::///////////l! |
{::::::{X{ / ,' : | }XX}::::::::,::::::::::::::::////////////| l|
人::::|X| {() { | l| |XX|:::::::,:::::::::::::://////////// j! l|
___
/ ` 、
, ' \
/ ヽ、 _,.. -- ゙ .
/ _`__ __ ,
′  ̄ ̄  ̄ ̄ , あー、カールスラントのウィッチか
{ "' 、、 ∪ }
. 、 ゝ-‐ ー- ' / えっと、たしか……
_> 、 /
∨/r v'´ ヽ _ 「/7,<
/V,l / \ V 」/////〉
. ,.イ //Y〈_ ヽ.〉 く//////__
/.:.|///ゝ、 `ヽ./ f⌒o 7¨´///}
>、:ヽ/ ` `Y ! _! [`__'7´////,j
. __ / 〉′j .イ /} } / _/ ∨//////,|
/ f´ | ト、` 、ゞ / { {// У//////|
. { l | | ` ー'‐ = Tl _ 〈/>z/_∧,|
ヾ.、 | | 二 l | `゙` </_/_j
. ` ┘^ . 二 // /  ̄
` < {.{ 、 __ ノ
6402 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:28:31 ID:3DLxSsIs0
_. . ........ . ._
,. : ´: : : : : : : : 、`: 、
, :´:,: : : : ,: :,: : : : : : \: \,. :⌒ヽ
/: : /: : : /: /: :/: :,: : : : : 、: :ヽ,.====r、
.': : :': : : /: / : /: /: :l: : }: l:ト,: : ト、__ノ、` ̄`
, : : |: : : |: :|: :/: /: :/: :/: :}:| マ: | 、、: : : :\
.: :.:.:|: : : |: :|:/: /:_:/:,.イ : /:, |: }_ノ \: : : : :、 リエラ・マルセリス中尉です。
' : /|: : : |: :|: :/}/}/、|: /:/ -、}/-- 、 \: : : :\
,: :/: {: : : |: :Ⅳィrtォ、 }/:イ,.ィォ /:、 「⌒Y、 \: : : : .
,: /: :∧: : l从:{ ヒノソ ヒソ ,::|: :、}--|: } 、 : . . .
{/ / :∧: :Ⅵリ 、 .: :|、: :\ !: | } |
/ / / } ', ´ , : / ,\: :\j , l|
/ / / /:. ∧:.. ´ ̄ / : {Y : : }ヽ、 \ / '
/ / / 、 :. > _,..::  ̄\乂: '  ̄Y}\\ /
/ /  ̄_\ ヽ ', {、 /-、{__/´ ̄`:. `\'
/ / _,.ィ:.:.:.:.:.:/\ } | Ⅵ ,イ\:::::/: : : : : : : :\ /
,: //:.{:.:.:_,...イ:::::::{( | |\_}/::r=ミ::::∧: : : : : : :_: : :〉、
/ /⌒\::\::::::r、::::ノ| |:::>十}、\ノ:::::::} : / ̄ ∨/ ∧
/ /:::::::::::::::::\::\::ー'/! !'/x| \\\x、::∨_ム ∨//}
, {::::::::::::::::::::::::}:::/`¨ ::: | |,'Xl| ヽノ、 `ヽヽ、:.、:. ∨/|
, /::::::::::::::::::::::::|/::::::::: _/| |<l| } } :. マム::::::. ∨'
. / /:::::::::::::::::::::::::イ::::::::::: |:: | |>l| | | } }X}::::::. 、
/ /:::::::::、:::::::::::::::::{::::::::::::::{:: | |<l| | | , |X|:::::/: ヽ
. / {:::::::::::::\::::::::::::|::::::::::::: 、::l l从>{ , ; / jX{:::/ { }
/ _|::::::::::::::::::\:: 八::::::::::::::::/イ::::|<| { { , /XY::{\ \ |
∧//////ー---- }::::::::::::::::::::::::マxム | | {XX{::::\ 、` .ノ
Ⅵ\//////////∧:::::::::::::::::::::::}>}__| |_ ∧XX、:::::::\ `¨¨´
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃踵を揃え此方に敬礼する中尉。相手が胡散臭い少佐とはいえ、階級的には
┃敬意を払うべき相手なので一応型どおりにはしてくれるらしい。
┃
┃自分も敬礼を返すと、楽にするよう彼女に言った。
┃
┃年は、見たところ一七とかその辺りか?幼いという程ではないが、まだまだ
┃少女だ。
┗
6405 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:36:40 ID:3DLxSsIs0
____
,. . : :´: : : : : : :`: : . 、 __
/: : : : : : : : : : : : : : : : `/∧ _
,:´ : : : : : ,: : : : :、: : : : : : : :|/ト、-'-く__
,:': : ,: : : : /: : : : : : Y: : : : : : |/|{!: : : Y: :
/: /: : :/: |: |: : : : |: ト、_: : : : :|/| Y : : |: :|
/: /: : :, : | : |: |: : : :,: / \__,.≠r|: : : !: :! 先程のご助力、ありがとうございます。
|: :|: : : | : |_:_{: i : : /:/,.-―- 彡/イ: : : !: ::.
|: :|: : : |イ{:Ⅳ:、 : /:/ ,ィrtォ、 l: : マム: : :|: : | 隊長やみんなに代わってお礼を言いに。
{: :{: : : {:,.ィて斥∨イ :._)刈 ' |:|i^ マム: :|: : |
八: :、: : 圦弋_:ソ i ` ¨¨ {:|, /:|マム:|: : :.
\〉、: : \ 、 |:|イ: :! }/| , 、
/: : \:ム ___ ,.:':|:|: : :| `¨ | :.
,: : :/: :|: : : : .、 `ー ' イ_:_|:|: : ::. 、 、
/: : ,': : :|: : / | > - ´ ! リ、: : :} :. :.
/: : /: : :// l! |、| \:| | :.
/ /__r< Ⅳ `| > 、 |
/'::::∨^/: : :\ { / /:::::::::::\} .
/::::::::::∨ : : : : |\ \-、 ,.-/ イノ ̄\::,'/::`ヽ 、
,':::::::::::::/ ,: ∧:::::::>\ / 〈::::::{| /ィ^}/::{{::::::::::::::.、 、 ヽ
{::::::::::::/ / /:=='::::\__,∨_/::::::∨ }/:::::||::::::::::::::::〉、 \ \
∧::::::::, / /::_/,ィ{!====i}、 ̄\::::\イ:::::,/:::::::::::::,:' \ ヽ ヽ
/ 、::::{ , /:::::::/x// o /\x\::::::: ̄∨イ::::::::、:::∧ 、 :.
' /}::::| .: {:::/x/ :、{! l{,.: 、xヽ:::::::::::}::::::\:::∨ :. \ }
/ , |::::| { /|/X,:' |! o |,. マXム::::::::|::::::::::::\〉 : | :. |
/ / /:/| ' l|,∨ `|! l! マXム:::::八::::::::::::::〉 | | 、 |
/ / ∨::{ |X{! ,|! l! }_X }..:' \:::::, | } /
/ / 〈/ 、 l|\!::... ......::l! o l!、::......::/ / ∨ : | / '
, , /{ :. ! `ヽ:::::::::ム,.._ムィ:::::::lイ /イ / //
, , lr \ \ }'´ ̄ムー=≦|o|≧=-/ ̄ \ // / | /
{ i | \_\ ∧リ Ⅵ l|o| ,:' ヽ' イ__/ ,
| l | / //ー } マ l|o| / /////////} /
| ∨ \// | } l|o|,:' /////////_」 /
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃きっと良い所のお嬢さんなのだろうな。挨拶や仕草から予想を立てる。
┃カールスラント軍には没落した貴族の魔女たちがいると聞くし、なにせ
┃こんな場所でも笑顔を作ることを忘れない辺り、根性がすばらしいというか。
┃
┃レイヴンは用件を尋ねた。なにせ、礼だけなら後でもいいはずだ。
┃こんな忙しい中に時間を割いてくるということは……
┗
6410 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:42:54 ID:3DLxSsIs0 [25/30]
- ァ――.-...、
..:´.:.:.:.,:'.:.:.:.:.:.:-:.:.:、`ヽ
/:.:.:.:.:.:.:.∧:.:―-:.:-:.:.:._、:.:\r-‐.、
/:./:.:/:./:.::i:.├- 、:.:.:.-==―トt、:.:ヽヽ
/:.,:':.:/:.:,':.:.:.:!:..| `ヽ:.:,:.:.:´:|i:|ヽヽ:.!:.|、
.':./:.::.i:.:.:i::.:.:.:|:.,' ___ ∨:.:/:}i:|/:!/:.|:.ト:ヽ
i:.:!.:.:.:|:.:.:|!:.:.:.i!/´ ̄、` ∨:.:,:`t.-.'.:.:!:.|// この後、お時間は空いてますか?
|:.:|:.:._i_:./!:.:.:!i' ィ芹㍉ ,/t´ヽ`\.::.:i:.:!-{
∧:ヽ:.:!ィ芹、:{ t'炒 ' i:{ r !i:.\:\:.!ヽ\ ロンメル閣下が直接お会いしたいと……
`ト!∧ _t':j , , !' t /'.:.|:|:.:\\ \\
i:.:.:∧ ノ ,r':!:.:.|:.!:.:.:.:ヽ:{ \\
ヽt':.∧ , - ―ァ / |:.|:.:.:!∧:.:.:.:.:.‘. ´``
i:.:|:.:\ ヽ ' , ' |:.!:.:.:i:.:∧:.:.:.:.:.‘.
|:.:|:.:.:.:i ヽ. / r- ┴―ァ、:∧:.:.:.. . ‘.
|: .!: : :.!/`ヽイ / /-=ニ=、:.:.:.:.:.:‘.
i ,.' / 、 |/ ,ィ≦//三三三≧、 : : ‘.
i' `,ヽ ヽ r'´ /三/'三三三三ニ i ‘.\
| .' r} /,ィ≦三/'三三三三三三i、. ‘. \
,' /≦'-<三三//三三三三三三ィニi ヽ ‘. 、 \
/,ィ≦ィ三三==-'{三三>'´二二二三{ヽ. \ ‘. `ヽ\
, イ-ァ'/!!三ゝ'三`ヽ〈三三三三三三三ニ∧ ヽ. \‘. \\
////\/'`¨`ァ-―'三〉、三三三三三三三 { \ ヽ\ \\
/// ,':./:/三/三三三 \>'´三∧-、 ,、三 .∧ ‘. ‘. `、 ヽ `.
r' /: / / !、:.::.i!三 {三三三三「三三三 ∧ /三ヽ' \ ‘. |、 i ‘. :!
! i! i! i i!:.ヽ:.ii三 i三三三ニ/:i三二ニ==ニ三/、 \ ‘. ! 、! i :!
∨i! i! i i!:./ii三∧三三/三`7 /-' ヽ. \ ‘.} :i | i
∨ i! i i'、:.:.:ii三三ヽ≦三三 / / ! ‘. ヽ| i i !
∨、i! i i!, - 、|三三 iニ三三 / / ‘. ‘ i ! | !
_ iト_ /二´ /―`―- <三 , ' /\ ‘. ヽ | :i! :!:i
,'ニフ´二//二二,' ! /:三/ ト、 \ :! :|!、 .'/
r'二二二 i !二二 i_ /ニ/! ! ヽ ヽ.| !| \
/ } 二二二ヽヽ二二ヽ> 、 /イ | | | ` 、 ,' i ! \
ヽ_〉二二二 /ニ:!i>、!/ !三二ニ=- / ! i :i i、 \ / ,'i !、 、 \
`!二二>´ !i三|i:.:.:|:.:L!>'´:.:.:.:.|:.:.::.`ニ=' 、 | | | ! i ヽ `/ / j.' ヽ ヽ. \
/ニ/ ``.、!i:..:i:.:.:.:.:.::::,ィ<´二´二二二`\:! | ! | \ / /j/、 ‘. \ `.
`´ }i:.:.|:.:,ィ<´二二 _二>'´:.:.:. ̄`\ :! | | 丶. /'´ ヽ ! ! !
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃いきなりか。突然のことに一瞬驚きそうになったが、表情をとりつくり
┃「身に余る光栄です。すぐに行きます」と答えた。
┃
┃できれば事を荒立てるような展開は避けたいのだが……
┃
┗
6411 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 03:50:22 ID:3DLxSsIs0
__________,,,,,,,,,,,,,,....._
,, i-‐-''-~---‐‐‐‐‐;i;;''''" ~"'''、_
||i,/゙~~ii~~i~~ ̄ ̄ ̄/||゙"ll"''ii ',
,-゙''ニニ''':;=、___/; !! .O || ',
_ .!i.;'''==~-'',..'.!,-_,..=''~l=.!~"l゙"_'l'''‐‐-i
,(‐)i_/=゙"''''''''=~!!゙'',゙(‐)i_,,,,,ll"''''‐|‐‐,|-ニ'':;;|コ
,'..,,,,,q''''''''''''''''''''''''qlii◎___,=;;;ヾ ''''|‐‐.|-,‐''''''::;、
,'=,';゙'、゙゙、゙゙゙、゙゙゙',゙゙゙゙'::~;;__;'=;',ニ、',:','‐ll‐‐.|.i ii゙;:;ii:',
i=i:ii:i;;;ヽヽ '., ', ',ニ,._i=:i i,;;_i.i::l'゙'゙'゙'゙''|i lli;:o!!''
!=','、、''',i'‐'‐‐'--'i-i'‐゙i'''!=:! !‐'゙!!''''i,",゙,~,~i=i゙!:;;':!
'、'、'=ソ! '、:;;:ノ ',=',ニソ,' '、=_:ソ
゙''''''゙ ''‐-‐'
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃迎えの乗用車で、中尉と共にトリポリ近くに張られた大天幕群の近くへ
┃向かった。ここはカールスラント軍の指揮所だとマルセリス中尉が説明しつつ
┃一際大きい天幕の前で車が止まった。
┃
┃車から降りると空は若干夕日がかっており、夜が近いことを示していた。
┃そろそろ寒くなるなと思いながら、緊張し強張った顔をどうには解す。
┗
6414 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 04:05:46 ID:3DLxSsIs0 [27/30]
_ , 、- '' " ̄` ー 、
/ `ヽ
/ ヽ
/ ',
i ',
レ j i
/ ノ八 :|、 i やぁ、少佐。私はここの在リビア・カールスラント軍の指揮を
/ / /:ノノ \!ヾ丶 }
,' / !:/彡イ ___ゝ\\ゝ ノ 任されているエルヴィン・ロンメル中将だ。
{ i l リ;;;;;;;;;;;`´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ミミ /
\{ {ゝi;;;;;;;;;/iヘ、;;;;;;;;;;;;;;;/´( ./
ゝヽ∧ー'' j__, `ー‐‐′ノノ7 { とりあえず……ようこそ、アフリカへ! 歓迎するよ
) ヘ __` ゝ、ソ リ
(( ヘ _  ̄ ,.、_ (( ノ
____つハ //へヘ) }イ
', 彡 i`ー‐<//:::::ー=ニソ八
', ヽ,ト、___//:::::「x:x:x」( て
', ! //::::::::: ̄ ̄::::))ノ
/ ̄/ヘ ', l //:::::::::::__,,、==<__ ..,,、、、 ,、
i /: ̄ ̄ヽ. ノ //::::::://::::::::::::::::::::::::: ̄ ̄/ ヽj ヽ
. _ノ /___ ::::::::::冫/人 彡//:::://:::::::::::::::::::::::::::::::::::/ _____ ',
. // /: : :  ̄i::::ノ l ノ//:::::::::::/´ ̄ ̄ ̄ ̄// /´ ヽ ' 、
i l ,: : : : : :.l:::::{ {,ノ //:::::::::::/: : : : : : : : : : / l / ∨ヘ
l l ,': : : : : :.|:::::|レヘ//:::::::::::/: : : : : : : : : : :.:イ l / ∨ヘ
l ! !: : : : : :.l:::::::〉Y/:::::::::::/: : : : : : : : : : : : : : l l l ! l
l l l: : : : : :.l::::::://::::::::::::/: : : : : : : : : : : : : i: : :.l l l ! ノ
ソ l: : : : : :.l::::://:::::::::/: : へ: : : : : : : : : : : i: : : l l l ヾ
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃マルセリス中尉が入った後から天幕に入る。中には数人の参謀たちが
┃書類の数字と睨めっこしていたが、その中の1人が立ち上がる。
┃
┃彼が、ここの指揮官のロンメル中将なのか。やけにフレンドリーだなと
┃思ったところで、彼よりも先に自己紹介をするのを忘れ、その非礼を詫び
┃レイヴンは敬礼し直した。
┃
┃気にしないさ、とロンメルは手を振り楽にするよう促す。
┗
6415 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:07:13 ID:IIV072M.0 [11/13]
ロンメルこいつかw
6416 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:07:38 ID:jb6HoANM0 [15/16]
赤い彗星がロンメルかw
6417 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 04:08:36 ID:3DLxSsIs0
_,、 -‐''''""~~""''''‐- 、_
,.-'" ゙ヽ,
,r" ゙、
_,/ ゙、
. ,r'" ゙、
{ { ヽ さて、まずは君がどこの人間なのか聞いておくとしよう。
{ { ..,,_ ヽ
. ノ ,'゙'、ヾ、レ‐---、ヾ゙)ノ) -、 ゙,
/ { ,、-:::::.. :. :::ツ ノ ゙、゙'、 }
," _!,,ソ:::::::::::::::.. :. :::::ノ{ } } ノ
{ r'':::::::::r-、;_:::::::: :. :/ ゙'‐-、, }.ノ {
゙、 { ::::::::;' `''ー-‐'" ノ リ ゙ヽ
. ゙'‐-、 ゙'、 ::::/ 、,クノハ }
゙'‐`'{'゙iヽ、' _,.、 ,.,.,.,,,_/_ハ {
`'ヽ < ,.-''´ | ┌ー-゙-ニっ ヽ、
{ヽ. ´ | .| } ト) ヒ`ゝ
`~}ヽ /.| | -‐" ヽ、 マ
l'''ニニニニ{、、,゙'、.,__-‐" | | ヽ'
. | i ノ l,.、-'"| |
| i `つ ζ .| |
ヽ,ヽ `''ー'l
. ヽ,゙、 !
-  ̄ ̄` - 、
/ー、 ヽ
, -、 ヽ、_ ハ
ノ!o } !、_ ', はッ、自分はダキアの――
/ > o`ー-- }
{ / ヽー- _ _ !
ヽ`ー〈 } イ´ ヽ j 違う、そうじゃないさ >
>、 ー' ( , イ⌒ヽ' |
< 7ヽー-ァー-ヾ/ .ハi
r='ヘ /ヽ!:::{ <´ ハo i
∨l∧ ノ / 7::`-> / j /
∨l∧ _/ j / /:;':::〈-イ 〈 ..|
,イ )ヘ}-' / j /:::;:r´ ! ...|
! ⌒)ヘ ノ /:::::;/ } ..|
ヽ ´ノヘ/ /::::::/ ヾ / |
6419 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 04:13:38 ID:3DLxSsIs0
/ `;
/ ゙、
/ Y
{ i
∨ | i| | 我々か、それともブリタニアか。
,イ| イ 从 jノい八 i `ヾ !
ハ! :|:! ノ八 ( Уハ乂 `ヽ |i リ リベリオンとガリアかもしれんな。
乂、 :|:!i / Ⅵ、、 ソ メ ノ `ヾ`Y、、 リ !/
/ /:.\ 从!{//∨77777ハ-ハ77777∨777У乂 イ ヽ、 すまないが、私の手元にある資料には
/ /:.:.:.:.:`Y小/////////r-//////////イノ /: :∧ ヘ その辺りについて何一つ記述が無くてね
_,/ /:.:.:.:-=彡ハ∨///////.:i \//////イ彡/ (.:.:.:.:.:.:∧ ヘ
__/ ̄//:.:.:.:.:.:./イ 乂_ヘヽ////:.:.:| ヽ////从′ ノ:.:.:.:.:.:.:. :∧ ヘー: . . __
三三//:.:.:.:.: //:.{八 从  ̄ 、j;,_  ̄ /イ Y:.:.:.:.|!.:.:.:.:.:.:.∧ ヘ三三二ニ
. 三三/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:///:.:.:.:`ソハヘ ____ , /ルヘリハ:.:.i.:|!:.:.:.:.:.:.:. ∧ ヘ三二ニ
三三/ / :.:.:.:.:.:.:.:.:./// :.:.:.:.:.:.:.:j \ ` 二 ´ /彡イ:.:.:.:.:.:. i.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:} j三二ニ
. 三三/ /:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.://:.:.:.:.:.:.:./ ヽ / .: !:.:.:.:.:.:.//:.:.:.:.:.> "´ .イ三二ニ
三三く く:_:_:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:. ハ. ` ー― ´ ..:.: 从:.:.:./> "´. .<三三二ニ
三三` ー―ー== 、:.:.:.:.:.:.:.:.{ ヽ. / /:.:.:.:.:/..<三三三三二ニ
=三三三三三三`ヽ\:.:.:.:.:.:\ \ ///:.:.:.:.:/ /三三三三三三二ニ
=三三三三三三三\ヽ:.:.:.:.:.:ヘ、 / /:.:.:.:.:/ /三三三三三三二ニ
=三三三三三三三\ヽ:.:.:.:.: \ イ /:.:.:.:.:/ /三三三三三三二ニ
< ト 、
/ }
' ヽ
/ ,ィ´ ハ
, .}_ /
/ / ./ .l `ヽ. / / !
/ / l! ∨ / |≦ソヽ …………
i. l / / / ./ | ∨ l!什>- 、
l ./ / / ./ リ ソ .リ ヽ_ソ .}
リ .| .| /}--―― ´ ./! ヽ、{ .} ,∧ \_ノ
/ z===ミ、 | / .| ∧.`ー- //. ∨ヘ |
. / | .ト 辷ソ_` `´ |_/ z==ミ、 ./イ 丶 ヽ
/ |! ト、_| イ辷:ソ_ 〉 //.| ∨ヘ
./ l|. |` 小iリ ∨ヘ
|l .| ヘ { / | / N∧
|l .| ハ ' / .l .|
l. l l.∧ イ ./ | .!
| f´  ̄l\ ― ィ、 l ! |
| | .| \ ィ \. l l|
. /| l! | < !. \. | l!
ヽ! | .l ! .\. | l|
6424 名前:
七色 ◆5yAzQ5rmCs[] 投稿日:2015/03/18(水) 04:23:24 ID:3DLxSsIs0
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃北アフリカ戦線:1941年7月上旬 目的:アフリカの政治事情は複雑怪奇
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃現在地:トリポリ カールスラント軍司令部 発言力:2500
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
/ >、
′ ヽ、
/ \
/ ヽ 君の噂はもちろん、耳に入ってるよ。
/ :.. ',
i Y::. j いろんな国と仲がよさそうなのは大変いいことだな。
| ト、::. Y ヽ
' | ヽ: } ', で、少佐。君はここアフリカでは何処の国の人間だい?
| 从 ノ } 人ハ j }
| .イ r イ彡'ル人イ レ' / 小イ イ
j 人 从(( ー-==__、 r彡‐─┐,j
ヽ / ̄ 二ィ::l |::::::::::::::::X:::::::::::::l |
、J ,イ / ‐-、l |::::::::::::::::r‐::::::::::::l |
从 イ | / / ヽl::::::::::::::八弋::::::::lリ
イ ソ | / / /¨ヽー‐‐´.../ ¨/¨
ij ノ jイ ./ j ヘ /ヽ、
ハ人 ( { { 、 ーィ'ヽ l-=ニア ,' >、_
'リ::::ヽ∧ | .し' ..::::: ハ >、
|::::::::::ミ{ ',、 j |
__|: : : : ∧ ハ ` ー‐< 7 /
「: : : : :| `', ハミ辷彡' / 八_
.....<: : : : : ト、 ', j |ヽ、.{. /: : :入
,ィ彡: : : : : : : : : : : : : : } / | 人 /: : : : : :ヽ
/: : : : : : : : : : : : : : : : : | | 人. } /:: : : : : : : :〉
┏━━━━━━━━━━┓
システム
┣━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃あー、いきなり来るか。笑顔でそう聞いてくるロンメル中将の顔には曇り
┃ひとつなかった。
┃
┃なんとなく予想はしていたが、なるほど。【軍と戦争は外交政策の一つだ】
┃という新城大差の言葉を思い出す。
┃
┃大佐、あなたの仰るとおりですね。こんな遠い場所でも言葉通りのことが
┃おきてるんですから。
┗
今日はここまで。
6425 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:26:01 ID:CvpAApzo0
乙
6426 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:26:18 ID:kBIxU89A0
おつです
6427 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:26:38 ID:jb6HoANM0
乙ー
いきなり、こんな鋭い質問が飛んでくるとか何て回答したらいいんだろうな
6428 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:26:39 ID:IIV072M.0
乙
このペースだとウィッチの安価はまだまだ先になりそうだな
議論が過熱にならないといいけどね
6429 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:27:04 ID:06kte2xQ0
乙です
6430 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:33:00 ID:q/lNzqPo0 [4/4]
乙でしたー
元よりボロもへったくれも無い気がするんだがなぁ。
戸籍が既に偽造で、しかも相手はカールスラント将校だし。身分的には中立相当だと思うんだがなぁ、ダキア兵。
問題はどうやって形だけでも納得させるか、だよなぁ……最低でもカールスラントの敵ではないと証明しないと
6431 名前:安価のやる夫だお[sage] 投稿日:2015/03/18(水) 04:43:40 ID:XFl88PPY0
隠してもボロが出るなら知ってる情報全ぶっぱで良いんじゃない?